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米田柔整専門学校創立50周年記念事業セミナー開催!

2011/02/16

ジョン・ギャスライト
僕は今、大学でいじめ問題、そういうこともやっているので、いじめの中で誰が悪いと指をさすのは難しいことです。全ての人の問題にならないとなくならない。みんなが見ている、みんが助けている、子ども達が直接先生に言えないなら親に言ったり、いろんな人が助ける。柔道も日本で素晴らしい文化、益々柔道が増えてくるのは嬉しい。中学校の授業で柔道をみんな学んでくると強さとか優しさ、分かってくると思います。いじめ問題は減るかもしれません。でもその中に、実は優しさとか、安全と尊敬と心の映像をちょっと見てください。大好きな映像で、これを見ればどんな親でもうちの子に柔道をやってほしいなと思う。これを見ると誰でも喜ぶと思います。(※映像を見ながら解説)本当は勝って嬉しかった。でも人がケガをするのは嬉しくなかった。相手が元気になってきて、嬉しくなった。ケガしたとき、じっと見ていた。今、社会の中でそれが凄く大切です。責任感、自分の力はどういう影響があるか。相手を確認することが凄く大切。今、家族の中にもそういうことを教えられない家族がいっぱい居ます。それを理解する先生も大切です。みんな責任がある。心の面、力の面、技の面、勝負の大切さ、人を守る大切さを教えている先生を応援するのは僕たちも責任があります。ケガをなくしていく、それは凄く重要なことです。頑張らなければならない。一人だけでも、ケガをするのはいけないことだと思う。それを乗り越えていろんなところで僕たちは頑張れると思います。最後に見せたいのは、先生になる学生たちに大学で見せる映像です。ちょっと視点を変えて考えれば力になる。(※映像を見ながら解説)学校の中に、生まれたときから髪の毛が赤い男の子がいる。海外で髪の毛の赤い人は結構いじめられる。この子はちょっと小さくて弱い。意地悪の4人の男の子がきます。実はそれを見ている4人も座っています。守るにもいろんな方法でいろんな形がある。大切なことは、いじめをなくそうと全員が思っている。全員が必要性を分かっている。それだと僕は思っています。有難うございました。

松岡(司会):
ただ戦ってやっつけるだけが方法ではないというのは、そうですよね。柔道は創始者嘉納治五郎が元々いじめられっ子で、癇癪持ちだったということですよね。柔道の稽古をする内に肉体だけではなく、礼儀作法という精神面でも落ち着くことが出来るということですが、そこで今古賀さん吉田さんは柔道教室をやってらっしゃる。実は昨日名古屋で柔道教室を金メダルの三方がやってくださった。昨日の映像、昨日の様子をみてもらいたいと思います。お子さん、千人くらい集まったと聞いています。お子さん16人ずつ相手になったということで、大変だったと聞きましたが、柔道教室のよさというのは何でしょうか?

古賀
私も小学校1年生の時から町道場に通っていました。いざ自分が現役を終えて、柔道から勝つ・負ける以外で何を学んだかを考えた時に、自分の親、学校の先生だけではなく、いろんな道場の先生から、勿論い良い先生も悪い先生もいっぱいいますが、いろいろな大人達から様々な学びを教えてもらい、それによって成長できました。今度は自分がそういった役目をやっていきたい。私にとっては、町道場のよさというのは、学校の先生以外のいろんな大人達から人生に必要な多くの学びを教えてくれる場所と私は思っています。

松岡(司会):
それもまた始められたきっかけにもなったということですね。

古賀:そうです。今の時代だからこそ、今の子ども達にこのことを伝えていく必要があると思います。こういった町道場の良いものを伝統として残していく、例えば僕は古賀塾という道場ですが、古賀塾で学んだ子ども達が例えば〝俺も古賀先生みたいに町道場で子ども達に教えたい〟〝自分の子どもが生まれた時には、子どもを町道場に行かせたい〟等、そんな場所にしていくことが町道場の伝統に繋がると思いますので、そのためにはやはり大人達が良いものをしっかり伝え指導していく必要があります。

松岡(司会):
柔道教室の良さは何ですか?

吉田
僕は32歳で現役をやめて、それから直ぐ自分の道場を開きました。やはり自分がやってきた柔道に恩返しする意味でも。何処で一番最初に柔道を習ったかというとやはり町道場です。現在、町道場が減ってきていることもあり、僕に出来ることは町道場を作ることだと思ってやり始めた。入ってくる子ども達の成長が一から見えるので、そういう子ども達が育っていく姿を見てると凄く楽しく何時か柔道を通して立派な大人になってもらいたいと思って、それを楽しみにして道場をやっています。

松岡(司会):
入ってきた時と全然変わっていくのですか?

吉田
変わります。うちは3歳からやっているんですが、最初道場のガラスに鼻くそをつけていた子ども達が、いつの間にかキチッと挨拶が出来るようになります。