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米田柔整専門学校創立50周年記念事業セミナー開催!

2011/02/16

2011年1月23日(日)、午後1時30分から「ウインクあいち」大ホールにおいて米田柔整専門学校創立50周年記念事業セミナーが「いじめない いじめられない子」~ケガしない、ケガさせない心技体~と題して開催された。柔道ファンにとっては見逃すことが出来ない柔道界の元スター選手、オリンピック金メダリスト3人がディスカッションを行うとあって申し込み者が殺到、抽選で選ばれた程、800人の会場は超満員、熱気ムンムンであった。

 

はじめに主催者の学校法人米田学園理事長・米田忠正氏が〝今日はどうしたら古賀さんたちのように強くなれるのか、柔道中の事故はどうしたら防ぐことが出来るのか。また柔道教育が、いじめをなくすのに役に立つのかについて熱く話していただきます。この度は、私ども米田柔整専門学校が創立50周年を迎えるにあたり、記念事業の一環として本セミナーを企画しました。卒業生の方々の中には接骨院だけではなく、柔道の指導をされている方も多いので、当初は柔道が柔道整復の基盤となっていること、子どもの教育に有益であることを再認識することを目的としました。ところが最近、柔道中の死亡事故が多発しているということを受け、来年から始まる中学校の武道必修化に対し、一部から不安の声が上がっていることを知りました。そこで著明な外科医であり現役の柔道家、また全柔連の医科学副委員長の二村先生にご登場をお願いしました。柔道整復師は骨折・脱臼・捻挫等を扱う外傷の専門家として国家資格を与えられており、ケガしない、ケガさせない柔道の指導には適任者と考えます。しかし、最近柔道整復師の数が増加するにつれ、レベルの低下も懸念されてきました。本来の業務ではなく、整体のようなことを宣伝している接骨院も増えてきました。今こそ我々は柔道を含めた本当にスポーツの解る医療の担い手としての優秀な柔道整復師を育てなければいけません。それが柔道指導に関わる全ての方々の資質の向上に繋がると思います。〟と開会の挨拶を述べた。司会は、中京テレビ放送アナウンサー・松岡陽子さんが務めた。

※オリンピック感動の名場面VTRが13分間紹介され、いよいよゲストが登場。セミナーゲストは、バルセロナオリンピック柔道男子71キロ級 金メダリスト・古賀稔彦氏、バルセロナオリンピック柔道男子78キロ級 金メダリスト・吉田秀彦氏、アテネ・北京オリンピック柔道女子63キロ級 金メダリスト・谷本歩実氏の3名。チーフコメンテーターには愛知県がんセンター総長、全日本柔道連盟医科学委員会副委員長・二村雄次氏、特別ゲストに中部大学教授、NPO法人ツリークライミングジャパン理事長、農学博士、タレントとしても有名なジョン・ギャスライト氏という超豪華メンバーを迎えディスカッションが行われた。(※あらかじめ、いま柔道を習っている子ども達の保護者にアンケートを実施。その中で特に多かった質問を中心にゲストに答えていただくというスタイルで進行)。ディスカッションが始まる前に、古賀稔彦氏と吉田秀彦氏の思い出の写真が映し出された。この写真は米田病院理事長・米田實氏が日本チームのドクターとしてバルセロナオリンピックに帯同し撮影したもので、その米田理事長に写真の背景についてコメントが度々求められ、会場は終始和やかなムードに包まれた。

 

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