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第3回柔整師会議・第6回保険者会議 開催!
このところ、活発な動きを展開し、業界にジワジワ影響を及ぼしている「患者と柔整師の会」主催の第3回柔整師会議が、5月22日、柔道整復師センター(東京都・中野区)で開催された。
最初に「患者と柔整師の会」患者代表の今城氏は〝これまで患者と柔整師の会が主催する会議を東京地区で開催してきましたが、広く意見を聞くために5月15・16日に中部・関西地区で柔整師会議・保険者会議を開催しました。保険者と柔整師からは、柔整診療制度改革の必要性と活動に賛成する意見が多数でした。但し不正を行なう柔整師さんがいるので、委任払い制度を止めその保険料を東日本大震災の救援に充てたらという厳しい意見も一部ありました。これまで患者会議は6回開催し、柔整診療制度について学び、改革に取り組んできました。柔整診療制度改革に期待しており、活発な意見をお願いします〟と挨拶。続いて柔整師代表の荻原氏から〝柔整師会議も3回目となり、今回はより深く議論をしていきたい。忌憚ない意見を期待しています〟と話した。次に八島事務局長から「患者と柔整師の会」設立の趣旨と目的、及び経緯について報告。更に〝私たちの考えを最後には保険者さんが理解してくれなければなりません。保険者さんにしてみれば現在あるシステムを何故苦労して変更する必要があるのかと思っている方が多く、このことを理解して頂くために、事務職員が訪問した保険者は東京で約180件、岐阜・愛知・静岡で80件にのぼる。全面的に賛成という訳ではないが、改善・改革をしようという方向性については賛同する保険者が増え始めていることは確かである。いつも保険者さんから最後に言われる言葉は〝1つの組織だけでやっていてもダメですよ、業界が1つになって動かなくてはダメなんですよ〟と。私たちは必ずひとつにまとまれるような意見を構築したい〟と述べた。
引き続き伊藤職員が〝保険者会議への評価は高く、期待しているとの声も多数聞かれた。今後も訪問を続け保険者さんの声を聞いていきたい〟と話した。
5月15日・16日に行われた中部・関西地区「柔整師会議」・「保険者会議」の内容報告があり、5月19日に開催された第6回患者会議について〝患者と柔整師の会では、本年11月の総括に向けて、患者さんの意見を纏めて意見書を作成しようと考えており、患者さん達は柔整診療に対して一生懸命取り組んでいる〟等の報告があった。
この後、「柔道整復師の認定制度」・「支払機構について」をテーマに議論が開始され、JB日本接骨師会専務常任理事兼保険部長・諸星氏が司会を務めた。諸星氏は〝療養費の取扱いのできる柔道整復師の認定制度のもう一つの目的としては、グレーゾーンと言われている部分を認定制度によって認めてもらうこと、悪質な柔道整復師を業界から駆逐するという狙いがある。ご意見をうかがいたい〟と述べた。