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社団法人設立60周年 協同組合設立25周年記念式典開催/京都

2014/07/01

次に京都府柔道整復師協同組合理事長・関弘美氏が〝ご存知の通り協同組合は平成元年に創立され、25年が経過します。今年は社団設立60周年と併せて協同組合設立25周年記念事業が開催されることになりました。事業運営は順調に進められ、予想外の実績を重ねて参りました。

しかし、ここ数年来、組合の決算は利益が減少しつつあり、主たる原因は柔道整復師の超過密化による療養費の減少にあると考えられ、今年も国家試験合格者が約5千人を超え、療養費が暫定的、定額的、減少傾向にあり接骨院の経営が成り立たなくなって廃業されるような状況が今後10年は続くと思われます。過当競争にしっかりと対応できないと10年、20年後の柔道整復業界は火が消えたようになることでしょう。学術の研鑽と経営の合理化が身を助けてくれます。社団と協同組合は車の両輪と言われており一致団結して組合員の利益が確保できるよう努めて参ります〟等、凛と結ばれた。

 

表彰式に移り、京都府知事表彰は林啓史氏に、京都市長表彰は柴田宗宣氏、中村英弘氏、宮根保司氏ら3名、京都労働局局長表彰は林啓史氏、京都府国民健康保険団体連合会理事長感謝状は藤野勝弘氏、林啓史氏の2名、京都府柔道連盟会長表彰は、井上彰二氏、岡島順氏の2名、公益社団法人日本柔道整復師会永年業務精励会員表彰は、栗原壽雄氏、井坂豊氏、亘高司氏の3名、公益社団法人京都柔道整復師会永年会員表彰は、坪田登史浩氏、原基金特別表彰は、湊谷知幹氏、ガンバートル・フデレムンフ氏の2名に、京都府柔道整復師協同組合表彰役員表彰は、山形高明氏、東森健太郎氏の2名、同じく組合員表彰は、盛次俊允氏ら10名に、同指定業者感謝状は、ダイヤ工業株式会社、株式会社エス・エス・ビー、東和ハイテック株式会社、テイコクファルマケア株式会社など12社に感謝状が贈られた。

 

受賞者を代表して林啓史氏が〝私共は保健・医療・介護の分野で国家国民に貢献することを目的に柔道整復の業界に携わって参りましたが、本日の記念式典において行われた表彰式にあたり、各界ご来賓の皆様のご臨席のもと栄えある表彰を賜りましたことは、まことに名誉なことであり、改めて関係各位に感謝と御礼を申し上げる次第です。皆様もご承知のとおり、柔道整復師を取り巻く環境は年々厳しくなっていますが、今回の受賞及び表彰は柔道整復師に関わるすべての関係者にとって大きな評価が与えられたものと感じております。私どもは今回の栄誉を励みとして社会に必要とされる柔道整復師そして企業であり続けられるよう今後とも一層の研讃を積み重ねてまいる所存です〟と、謝辞を述べた。

 

続いて行われた来賓祝辞では、京都府知事・山田啓二氏が〝日ごろから皆様には京都府民のために大変なご尽力を頂いており心からお礼を申し上げたい。いま、私どもの社会、急速に高齢化が進む中で健康の問題が非常に大きな国民的課題になってきています。10年後に団塊の世代の方達が75歳以上になられ正に超高齢化時代に突入し、一番問題になるのは、どれだけ健康で長寿社会を豊かに暮らせるか、今国会においても介護関係の法案が審議されている中、一番大きな項目はこれまで以上に健康予防、介護予防、身体の調子が悪くなった時は如何に回復・維持できるか、特に介護予防を中心に市町村への事業が法律化されるかたちになります。

私共としては、柔道整復師会の皆様をはじめ転倒予防など機能回復、介護予防等にあたられる皆さんのお力がなければこういった時代を乗り切るのは本当に大変ではないかと思っています。これから今まで以上に大きな役割と大きな使命を持って臨んでいかなければならない10年、20年になるのではないかと感じており、地域包括ケア、みんなが安心して地域で暮らせる共同体作りに努力して参りますので、一層のご理解とご協力を賜りたい〟等、挨拶。

京都市長・門川大作氏は〝60年に亘る尊い歩みに敬意を表したい。柔道整復師の先生方が人々の幸せのために柔道という素晴らしい武道から生まれたあらゆる技術と精神をいかして貢献頂き、日本ならではの素晴らしい仕組みや技術がこの高齢化時代にも活躍、活かされていくように私共より一層支持を高めていきたい〟等述べた。

 

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