柔道整復師国家試験対策【第11回:一般臨床医学 ―総論~泌尿器疾患編―】
2015/12/16
今回で11回目となる国家試験対策講座。前回までは2回にわたり柔道整復学をお送りしました。今月と来月の2回にわたり一般臨床医学をお送りしたいと思います。1回目の今回は総論、呼吸器、循環器、造血器、泌尿器疾患をお送りします。
総論
- 1)
- 重症心疾患や肺疾患で認められる肢位は
起坐呼吸
- 2)
- マンウェルニッケ肢位を呈する疾患
脳血管障害(脳梗塞、脳出血)
- 3)
- 前かがみ姿勢を呈する疾患
パーキンソン病
- 4)
- 後弓反張を呈する疾患
髄膜炎、破傷風
- 5)
- エビ姿勢を取る疾患
膵炎、胆石症
- 6)
- 症候性肥満、症候性やせを呈する疾患
症候性肥満:
クッシング、性腺機能不全、甲状腺機能低下、Ⅱ型DM
症候性やせ:
神経性食思不振症、甲状腺機能亢進、Ⅰ型DM
- 7)
- 不随意運動の種類
痙攣、振戦、アテトーゼ、舞踏病振戦、チック、ミオクローヌス
- 8)
- テタニー痙攣を呈する疾患
低カルシウム血症、破傷風
- 9)
- てんかんで認められる不随意運動は
痙攣
- 10)
- 静止振戦を呈する疾患
パーキンソン病、甲状腺機能亢進症
- 11)
- 企図振戦を呈する疾患
多発性硬化症、小脳疾患
- 12)
- 羽ばたき振戦を呈する疾患
肝硬変症、ウィルソン病
- 13)
- アテトーゼを呈する疾患
脳性小児麻痺
- 14)
- 蝶形紅斑を認める疾病は
SLE
- 15)
- 手掌紅斑を認める疾病は
肝硬変
- 16)
- 口腔内や外陰部に潰瘍を認める疾病は
ベーチェット病
- 17)
- 仮面用顔貌を呈する疾病は (2つ)
パーキンソン病、強皮症
- 18)
- 悪性腫瘍の末期等で認められる顔貌は
ヒポクラテス顔貌
- 19)
- クッシング症候群で認められる顔貌
満月様顔貌
- 20)
- 眼球突出を認める疾病は
バセドウ病
- 21)
- 眼瞼下垂を認める疾病
重症筋無力症、動眼神経麻痺、ホルネル症候群
- 22)
- ベル現象を認める疾病
末梢性顔面神経麻痺
- 23)
- 共同偏視をみとめる疾病は
脳血管障害
- 24)
- 猩紅熱で認める舌の変化
イチゴ舌
- 25)
- 口腔内で認める麻疹時の斑点
コプリック斑
- 26)
- アフタ性の皮疹を認める疾病
ベーチェット病
- 27)
- 歯肉等にしみが沈着する(黒色斑)を呈する疾患
アジソン病
- 28)
- 頚部前面の甲状腺が腫大する疾患
バセドウ病、橋本病
- 29)
- 胸部打診で濁音を聴取するもの
胸水、無気肺、肺化膿症
- 30)
- 胸部打診で鼓音を聴取するもの
肺気腫、気胸
- 31)
- 錐体路障害時の筋トーヌスの状態と代表的現象
筋トーヌス亢進(屈筋か伸筋)、ジャックナイフ現象
- 32)
- 錐体外路障害時の筋トーヌスの状態と代表的現象
筋トーヌス亢進(屈筋と伸筋)、鉛管現象
- 33)
- 筋トーヌスの低下により認められる現象と代表疾患
振子運動、小脳疾患、脊髄癆
- 34)
- 表在反射を2つ
粘膜反射、皮膚反射
- 35)
- 粘膜反射を2つ
角膜反射、咽頭反射
- 36)
- 皮膚反射を4つ
腹壁反射、挙睾筋反射、足底反射、肛門反射
- 37)
- 深部反射を4つ以上
膝蓋腱反射、アキレス腱反射、下顎反射、円回内筋反射
- 38)
- 病的反射出現する障害
錐体路障害
- 39)
- 健常者でも病的反射が出現する年代
乳児
- 40)
- 上肢の病的反射を3つ
ホフマン反射、トレムナー反射、ワルテンベルグ反射
- 41)
- 下肢の病的反射 3つ
バビンスキー、チャドック、オッペンハイム、ゴンダなど
- 42)
- 上肢、下肢病的反射の母指の陽性所見は
上肢:母指(前肢屈曲)
下肢:母指背屈