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関西・中部地区「柔整師会議&保険者会議」開催!

2011/11/16

これらの意見に対して本多氏からは〝柔整師の施術、特に非外傷性の施術を実際には行っており、多分保険者も全員承知している。しかし、やっていないという前提で申請書を出し、やっている形の申請書記録を読んで支給しているが、こういう形式的な不健康なやり方はやめて、今やっているものを表に出して分かりやすくしたいという提案である。現にやっていることで、それを何年も続けてきたのである。この指針は、保険者さんの意見や私達の考えとの相互理解をはかりたいということが第一点で、少なくとも来年3月か4月位にはその作業を終わらせたい。具体的にどう実現していくかというと、私自身、関係組織にこれまで2回話しに伺っており、回数を増やし、この構想の説明をしてご意見を賜っていく。もう1つは業界に共通の認識を持ってもらいたいとして日整さんに話をもっていく、業界の方々にも共通の情報として提供したい。また厚労省にも提案させて頂く。業界全体の足並みが揃うかというと中々上手くいかないかなという思いはあるが、来年の秋頃までに、出来るだけ多くの保険者さんと個別契約を結びながら徐々に拡大していきたい。最終的には全ての保険者さんがこの制度に切り替えて頂きたい。業界がどれくらい集まるのかは、これからの絞り込みで決まってくるが、現段階では予想がつかず、JBだけでも実現させたい。個別契約の契約条項を起案し、私共の制度改革の認定柔道整復師だけに限って療養費受領委任払いをしていただけませんかと提案申し上げる予定である。イメージ的にはこの試案を理解頂いて新しく改正した形で来年には療養費受領委任払いができるようにしていきたい。一番心配しているのは支払基準で、保険者さん、お医者さんを含めた学識経験者も入って支払基準を早く作って頂きたいと考えている。柔整師も本音の請求をして、支払者側も本音で気持ち良く支払う。保険者と患者と柔整師における健康的な関係を作らなければならない。一番利害の共通した人達と利害の統一をはかり、新しい制度の案を作り上げ、世の中に訴える。その意味でこういった会議を開き皆さんの知恵をお借りして、漸く皆さんに評価を頂けるところまできた。今後数回保険者会議を開催し、最終的には保険者さんにアンケートをお願いしたい。そのアンケートを集計して、厚労省その他関係機関に保険者さんの考えをこの構想案の実現のための資料にしたいと思っている〟と協力を仰いだ。最後に〝実現するにはどうしたらいいかというのが来年であり、この制度を構築して保険者さんが療養費の支払いの適正化を図ってくださるか。柔整師だけでも保険者だけでも改革は不可能である。両者の関係性が一体となって改革をする形を来年から作り上げていきたい。可視的な、皆さんの目に見えるよう実現化の運動方針を考えていきたい〟と今後の方向性を話した。 

(文責・編集部)

 

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