柔整ホットニュース

特集

東京製本健康保険組合・米沢幸也氏に聞く!

2011/06/01

―最後に一言

私の一番言いたいのは、療養費の枠でやっていること自体が限界であるということです。私が思料したことを実施するには法律を変えていかなければなりません。希望的観測に過ぎないじゃないかと言われるかもしれなませんが、「元」を考える力というのは「希望的観測から生まれる」というのが私の生活信条です。いま柔整療養費はいろいろな問題が上がっております。従って制度をキチッともう一回見直してみても良いのではないでしょうか。マクロの観点から言えば、年金・雇用・労災全て含めて、ミクロの観点から言えば、柔整は医療費の数%に過ぎないとか、そういうものの見方は止めて、本質的な保険適用の在り方というのはどういうものが理想なんだろう。それが現実と如何乖離していて、どういう問題をクリアしなければいけないかという論点を柔整師、或いは現場サイドから不毛に見えても意見を構築していく。各論を行って総論にもっていく。2・3年でなんとかなるという問題ではないですが、今始めれば10年後には変わっています。今、始めなければ多分みんなモヤモヤしながらずっとこのままです。もし、そのことが本当に直ぐに人々にとって益することであれば10年待たずに数年後から大きな流れに変わってくるのではないかと私はそう信じております。

 

―その他に何かございましたら

保険者会議では、各方面の皆様の気概を感じる事ができました。また違った観点から今後は、柔道整復師の方々の話もじっくり聞いてみたい。その上で皆様のお役に立てる提言ができれば幸いに思います。 

(文責・編集部)

 

プロフィール
      東京製本健康保険組合 総務部次長 米沢 幸也
昭和63年に東京製本健康保険組合に入職。
爾来、業務部勤務を22年間担務する。
平成22年より総務部に異動し現在に至る。

 

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