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『100人集会―政党と語る―』第1回・第2回開催!

2010/07/01

みんなの党からは事務局長が来られて、要望を政策に反映したいということで、フロアから出された質問を持ち帰る形となった。

フロア  柔道整復師の療養費の観点から費用対効果が一番大切になってくると思います。政策を決定する前にデータ収集を関係機関に依頼して行うか、これをやらないと国民の支持が得られないと思われますが・・・。

フロア  昔の法律で未だに締め付けられており、傷病名もそうだが現状に合わせた治療ができない。健康保険組合等の調査を調査会社が一手に引き受ける、そういう政策になってしまっていることが弊害になっている。

フロア  厚労省の行政指導による柔道整復師の療養の扱いで、裁量が各都道府県にあるとして適正且つ平等に行われていない実態がある。

フロア  医者と柔整師の用語の違い、言葉の壁があり患者さんにも分かり難い。

公明党  1の質問について、私ども公明党は政治家中心の政治といった考えを持っておりません。政治家集団というのは地域の声を聞くのが義務です。政治家だけが中心では国の方向を誤ってしまう。誰のための政治なのか?国に奉仕するために民がいるのではなく、民があるが故に国家がある。政治家中心という単純な捉え方ではなく、その根底には大衆、其処に原点がある。公明党は地方から誕生した政党ですので、地方の意見、地域の課題、所謂ネットワークを取り入れ政策に結びつけていく、法律を作っていただく、その流れを作っていきたい。私達の立法精神には大衆と共に語り、大衆とともに戦う、そして大衆の中に死んでいくという厳しい精神があります。2の質問について、昨年の10・11月にかけて私ども全国47都道府県で介護問題の調査活動をして纏めた「支援介護ビジョン」をこの4月に発表しました。従事されている方の声、施設を経営する側の声、地域の皆様方の声を伺って、このビジョンを作成し、国会で議論します。衆議院の予算委員会で、高額療養費制度について、税と保険者の一体改革も一つの課題として今、取り組んでいるところであり、経済的には産業が活発にならなければ当然税収は伸びない。持続可能な社会としてどのように変えていくか。これを私どもは環境という視点、環境政策をしっかりやっていこうという方向を示しながら活動しています。3の質問について、やはり今の制度をどうするのかというのが1つだと思います。新しい制度を作ってしまえばいいのです。国会はそれが出来るんですから。今の資格を持っていらっしゃる方に対してどうするのかについてストレートに国会で議論をしてもらいたい。〝明確にさせる〟、そこに尽きると思います。

フロア  江東区で区議会議員をしている者で、患者として3回目の出席です。地方議会として何をやっていかなければいけないのか。1月22日に厚労省から各都道府県に対して「指導監査と審査委員会の設置を強化しなさい」という通達が出ています。2月2日に東京都から同じように「不正請求が無いようにしっかりとしてください」と。しかし皆様方から意見を伺えば、様々な問題が背景にあることが分かった。私は〝レセプトの請求についても情報公開を積極的にやってください。柔道整復師に不利益が蒙らないようにやっていって欲しい〟という話をしました。地方から声を発していきたい。

フロア  開業して20年になります。10年前であればこういうことは無かったように思います。今までなら人数も少なく単価も低かったがぎりぎりやれてきた。施術の単価がこのまま分散して行くと厳しい。業界だけではコントロールできなくなっている中で、免許を取っているにも関らず、まだその上に開業していく上で、単位をとりなさい。こういうことは国か行政、何処かで決めてくれないかと。そうすると我々も今までの枠の中でちゃんとした施術をやっていけるハズなのに、しかしこの現状では、新しくどんどん出てくる中で、崩れていくことが心配。

フロア  無資格者といわれる方の法整備をお願いしたい。巷ではリラクゼーション・クイックマッサージ・整体・タイ式マッサージ等々、国民には分からない。私達も国民から同等に扱われてしまっている。こういったことを何とかしてもらいたい。

フロア  柔道整復医療を根本から見直そうと我々は思っているのですが、我々は法的には医療人としては認められていない、医療類似行為者という身分です。我々もそうですが、これから柔道整復師を目指す若い人たちのためにも柔道整復師の地位の確立を応援していただきたい。

フロア  建築現場で怪我をすると労災保険が使えない場合が多々あります。健康保険は出ませんということで柔道整復師が犠牲になっている。公明党さんが現場を大事にするという政党であれば、是非検討してもらいたい。

フロア  なんとか今我々が自ら自浄作用を働かせてこの業界を先頭切って変えていくつもりのなので、公明党さんも先頭を切って行政改革に臨んでいただけるか?次回は本気になってのぞんでくれる姿を見せていただけるかどうか、お願いします。

この後、投票して1回目の100人集会が終了した。