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『100人集会―政党と語る―』第1回・第2回開催!

2010/07/01

患者と柔道整復師の会主催、共催JB日本接骨師会の『100人集会―政党と語る―』が、第1回は去る5月9日(日)、第2回が6月6日(日)にJB会館多目的ホールにおいて開催された。

「患者と柔道整復師の会」が主催する同集会は、平成20年11月に開催された公開シンポジウム「接骨院治療の医療保険(療養費)の運用を考える」と、昨年の秋から今年の2月まで計4回開かれた「柔道整復診療と療養費の問題協議会」で公開協議された内容を取り纏めた「柔整診療の療養費受領委任払い制度改革基本試案」を発表。更にこの試案を国民の立場で考えるとして問題協議会最終日の2月28日に今回の集会の主催者である「患者と柔道整復師の会」を設立した。この基本試案は、「柔道整復診療の適格基準の整備」と「公的資金である療養費を取り扱うための認定制度の構築」を2本柱に、柔整師の質の確保のための「療養費受領認定柔道整復師制度」の創設を掲げ、この認定制度は受領委任制度の乱用防止を目的に、柔整診断学、倫理学などを学ぶ集合研修及び臨床研修と、口頭試問や研修報告書等に基づく認定審査からなり、認定委員会が審査を行うとされている。

1回目の5月9日、患者と柔整師の会患者代表・今城康夫氏は〝2月28日の最終協議会後、柔整師の受療委任払い制度の改革基本試案を作成し検討してきました。同時に各政党や関係機関に本試案の送付や交付説明を行い本日の100人集会に至ったわけです〟等、挨拶。続いて柔整師代表・河野示氏が〝本日は我々の作った改正案の理念を各政党の方に受け入れていただけるかということを見極めて、これからの私たちが決める政党になっていけばと思います〟と話した。

共催のJB日本接骨師会執行部からは〝負傷の仕方というものは、時代と共に生活習慣の変化することにより変ってきています。時代にあった請求に改善すべきだというのが私どもの主張です。受領委任払い制度の改革案を柔整師の目のみではなく、国民目線からの改革が一番大事で、一刻も早く改善する必要があると主張しています。この改革については、行政通達のレベルでと考えています。年年歳歳運営が厳しくなっており、もう少し我々のことを政治家にも理解してもらわなければならない。社会に通じる案でなければ政治家は動きません。この改革案をそういう形で政治の舞台に伸しあげていく。政治の力が必要です。皆さんの投票結果を見て支持政党を決めたい〟等、説明があった。

各政党に出した3つのテーマは、

1.
政治家中心の政治とはどんなものか?また其処における政党と役人との役割分担はどのようなものか?
2.
国民にとって医療制度は日々の暮らしの中に最も大切なものであるが、身近な医療制度についてどのような政策をもっておられるのか具体例を挙げて話して頂きたい。
3.
柔道整復師の診療は医療保険の対象となっていません。これをどのように考えますか?将来医療保険の適用を受けるような改革があるとも聞きますがこれとの関係で本会が起案している療養費受領委任払い制度についての認定柔道整復師制度についてどのように考えていますか?

これら3つの質問に対して、各政党が持ち時間20分の中で真摯に答え、またフロアからも質問や意見が活発に出された。

以下、第1回、続いて第2回の概容である。

 

第1回100人集会

国民新党(書面での回答)   柔道整復師の皆様の社会の第一線での住民の健康の維持向上に関する日々の活躍を心から讃え、感謝申し上げます。1の質問について、今回の診療報酬改定こそ正に政治主導への政策転換の表れとなりました。与党3党幹事長会議で診療報酬の引き上げを要望のトップにすえ、これを実現しました。2の質問について、西洋医学のみでは患者の痛みは除けません。長い歴史体系に立って、東洋人・日本人が会得した伝統医療に対する漢方薬・マッサージ・鍼灸等東洋医学は見直されています。貴重な経験を大切にしていくべきです。3の質問について、医師の絶対数が不足している現代、柔道整復師・鍼灸師・マッサージ師などによる医療も大切にしなければなりません。保険医療の適用範囲等について検討してまいります。認定柔道整復師制度についてもなるべく検討することをお約束します。

フロア  我々の徒手整復、手を使う治療に対してどういう可能性を感じておられるか?

フロア  柔道整復師にはいろいろ法の枠組みがある。その枠組みについてもご理解いただけますか?

 

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