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第10回柔道整復師小委員会開催!

2010/12/16

第10回柔整小委員会11月29日(月)参議院議員会館1階会議室にて、小委員会役員、業界団体、厚生労働省関係者等が集まり第10回柔道整復師小委員会が開催された。
先ず始めに出席した国会議員の先生方から自己紹介が行われた後、大島議員から〝今年1年を振り返って小委員会や厚労省に一言いいたい事があれば〟ということで、各団体代表1名の挨拶とスピーチが行われた。
以下、ほぼ全容をお伝えします(若干、聴き取り難い方の意見は、正確さに欠けることを、ご容赦ください)。

 


(協)NSK保険協会・高間氏:
昭和48年から柔道整復師をやっていますが、どんどん厳しくなってきている状態だと思います。最近の養成校から卒業した柔整師の色々な問題が出てきていると思います。なんでこうなったんだろう?という思いはあるのではないかと。皆さんと力を合わせて頑張っていきたい。

 

日本柔道整復師請求サービス連盟・笹川氏:
私も20年近くこの業界におります。過去は良かったが、最近非常にシビアな業界になってきたと感じているところです。やはり将来もこの業界が存続できるようなかたちでやって頂きたいと考えております。

 

JB日本接骨師会・五十嵐氏:
閉ざされた業界から開かれた業界へ。皆さんが平等に同じ場所に集まって意見を述べることは、素晴らしい。

 

日本柔道整骨師会・古賀氏:
この業界に入って3、40年になります。大島先生が国民主導で民主党はやりますと言ってここまで来ました。しかし、最近見ていると国民主導ではなく、職員主導に見えます。ここをちょっと改めてもらいたい。

 

(協)千住柔整師会・関口氏:
この業界の事を学べば学ぶ程、厚生労働省の異常さ等見えてくる。最近も別件で足立区の国民健康保険課に電話をかけ、医療費通知の事を〝医療費通知は、どうして出しているのですか?〟と聞きましたら、職員が「単なるお知らせです」と。〝単なるお知らせなら無駄遣いだからやめた方がいいんじゃないですか〟と言うと〝厚生労働省の通知が出ているので出さざるをえない〟〝医療通知を受け取っている方は、医療機関や接骨院が不正請求をしているかどうかを見極める為に出しているんでしょ〟「いや、そんなことはない。単なるお知らせです」等の答えでした。また、健康保険組合にしても法律上許されていない民間事業者に委託し、私達の保険請求に対して削減し、そのお金を健康保険組合と民間の事業者で折半する。保険料の泥棒をやっている訳です。そういう事をやってはいけないのではないですか?として厚生労働省に文書で質問をしても「禁止する規定はない」とのことです。こういう事を平然とこの10年間許していて、民間業者が健康保険料を食い物にしている。これをいつまで許せばいいのか。これ以外にも色々と厚生労働省から出ている通知がありますが、疑問に思われることは小委員会に投げかけ質問しても回答して頂けない。もっと小委員会の人達もパワーをつけて、厚生労働省に適切な保険制度、適切な医療制度を確立して頂きたい。

 

(協)日本接骨師会・登山氏:
自民党時代は「政・官・業」癒着がひどく、国民のための医療ではなく医師の為の医療制度となってしまった。今日ここにきている方達が痛いほど感じていると思います。実は1人1人、裁判をやってでも全部解決するが、あまりにも時間がかかりすぎる。やっと政権交代で国民の声にのっとり、政治主導で先生方に現場の是と非を正していただければありがたい。

 

メディカル・ペイメント・古川氏:
議員の先生方で柔道整復師の事を知っている先生は非常に少ないと思っています。レントゲン問題をはじめ、受領委任の問題等、多くの問題があり、一つ一つ解決できるようみんなで協力してやっていければいいと思っています。

 

全国柔整鍼灸(協)・上田氏:
柔道整復、鍼灸あんまマッサージ業界の発展の為、また患者さんが少しでも良い治療を安く受けられるように、できる範囲で一生懸命取り組みさせて頂いています。民主党の先生方のお力を借りながら、この業界を一歩でも二歩でも前に進めるように、皆さんと共に取り組んでいきたい。

 

(社)日本柔道整復師会・松岡氏:
厚生労働省の先生もお見えですので、要望事項をまず聞いて頂いて・・・柔道整復師の試験の見直し、前倒しで開催して頂きたい。具体的には・・・問題を30問から50問に増やして頂きたい。柔道実技を点数で評価頂きたい。柔道整復師の養成施設の修業年数を4年以上として頂きたい。専任教員の身分の明確化。柔道整復師免許を取得すれば即、柔道整復療養費の受領委任払いが可能に対し、ある一定のハードルを導入して頂く等要望します。念願であった統一用紙がいよいよスタートするということで、本当に素晴らしいことと思います。

 

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