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柔道整復師国家試験対策【第23回:柔道整復学 その3】

2016/12/16
問題1
35歳の男子。約1ヵ月前に柔道の試合中に相手に投げられ肩部から転落した。肩関節部の疼痛と上肢挙上時の疼痛を訴えて来院した。大結節部に圧痛は認められるが軋轢音は認められなかった。図に示す検査法が陽性であった。最も考えられる損傷はどれか。
  • 上腕骨大結節骨折
  • 肩関節周囲炎
  • 棘上筋腱損傷
  • 石灰沈着性腱板炎
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問題2
20歳の女性。勤務上、パソコン作業が多く頸部の痛みと右上肢に出現する痺れを訴えて来院した。図に示す検査法で強い前腕への放散痛が出現した。最も考えられるものはどれか。
  • 頚椎椎間板ヘルニア
  • 斜角筋症候群
  • 肋鎖症候群
  • 過外転症候群
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問題3
21歳の男性。野球部に所属しており毎日の練習後にバッティング練習を行っていた。約2週間前から小指球筋部に疼痛を感じていたが練習を継続しており最近では第4・5指掌側に痺れを感じていた。検査の結果、フローマン徴候が陽性であった。最も考えられるものはどれか。
  • ギヨン管症候群
  • 肘部管症候群
  • 手根管症候群
  • 回内筋症候群
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問題4
46歳の女性。吹奏楽団に所属しており管楽器の練習を毎日行っていたが最近になり手関節の疼痛と第2指の掌側に強い痺れを感じて来院した。図に示す検査法が陽性であった。絞扼を受けている神経はどれか。
  • 正中神経
  • 尺骨神経
  • 橈骨神経
  • 前骨間神経
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問題5
51歳の女性。介護施設に勤務しており肘関節外側部の疼痛と手関節の脱力感を訴えて来院した。前腕伸筋群の緊張は強く患側の握力は低下していた。中指伸展運動に抵抗を加えた結果、上腕骨外側上顆部の疼痛が増強した。治療法として圧迫バンドの適切な装着部位はどこか。
問題6
18歳の男子。ハードル競技中に突然、殿部に激痛が生じて走行が不能となった。殿部から大腿後面に疼痛を訴え、図に示す他動運動で疼痛が増強した。近医を受診した結果、骨折と診断された。最も考えられる損傷はどれか。
  • 上前腸骨棘剝離骨折
  • 下前腸骨棘剝離骨折
  • 坐骨結節剝離骨折
  • 小転子剝離骨折
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問題7
22歳の男性。2階の窓を拭いている際に誤って転落して右足踵から接地した。疼痛は著しく患側での起立歩行は不能で足部全体に腫脹が認められる。後方から踵部を見た際に図に示す様な変形と足部が外反位である事が認められた。この損傷の後遺症として誤りはどれか。
  • 腓骨筋腱腱鞘炎
  • 無腐性骨壊死
  • 変形性関節症
  • アキレス腱周囲炎
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問題8
20歳の女性。15歳の時に膝蓋骨外側脱臼の既往があり膝関節の不安定感を訴えて来院した。問診の結果、初回脱臼時は自然整復された様子でその後の治療も継続していなかった。この損傷に対して誤りはどれか。
  • アプリヘンション・サインが陽性である。
  • 患側のQ-angleの増大が認められる。
  • 骨軟骨骨折を疑いCT撮影を依頼する。
  • 再発防止の為に内側広筋の筋力強化を行う。
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問題9
38歳の男性。高所作業中に誤って転落、右足底部から接地して転落した。右足での荷重は不能で片足歩行で松葉杖を用いて来院した。患肢を後方から観察するすると足部は外反位を呈しており、皮下出血班は図の様に出現していた。この損傷について誤りはどれか。
  • ナウマン徴候出現
  • ベーラー角減少
  • 距腿関節屈伸運動可能
  • 足関節回内回外運動不能
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問題10
15歳の女子。自転車走行中にバランスを崩して片足をついて転倒、左膝関節部に疼痛を訴えて来院した。詳しく問診を行うと足をついた際に膝関節部に激痛を感じて膝関節は軽度屈曲位で動かすことが出来ず、膝関節外側部に膨隆を認めたと話すが、来院時には異常膨隆は消失しており膝関節の自動運動は可能であった。この損傷について誤りはどれか。
  • アプリヘンション・サインが陽性である。
  • 受傷直後は膝関節屈曲位で固定を行う。
  • 骨軟骨骨折を疑いCT撮影を依頼する。
  • 再発防止の為に内側広筋の筋力強化を行う。
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問題11
18歳の男子。ラグビーの試合で相手選手のタックルを右膝に受けて受傷した。膝部の疼痛は著しく膝関節内側部の圧痛は著明である。膝関節は軽度屈曲位で完全伸展は不能であった。牽引アプレー検査では内側部に疼痛を訴えており、ラックマン検査陰性、マックマレー検査陽性であった。この患者の損傷はどれか。2つ選べ。
  • 内側側副靱帯損傷
  • 前十字靱帯損傷
  • 外側半月板損傷
  • 内側半月板損傷
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問題12
24歳の男性。ランニング中に右前足部が溝に挟まった状態で転倒した。足部に激痛を訴えており変形は著しく足尖部は軽度外転位を呈している。足内縁には第1楔状骨が触知され足外縁は第5中足骨底部が突出している。最も考えられる損傷はどれか。
  • リスフラン関節外側脱臼
  • ショパール関節外側脱臼
  • リスフラン関節内側脱臼
  • ショパール関節内側脱臼
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問題13
17歳の男子。野球の練習中に打球を捕球しようと走り始めた瞬間に右大腿部を叩かれた様な感覚と共に歩行困難となった。明らかな跛行だが自立歩行にて来院した。患部に著明な陥凹部が認められ図に示す他動運動により著しい疼痛を訴えている。最も考えられる損傷はどれか。
  • 大腿四頭筋損傷(第Ⅱ度)
  • 大腿四頭筋損傷(第Ⅲ度)
  • ハムストリングス損傷(第Ⅱ度)
  • ハムストリングス損傷(第Ⅲ度)
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問題14
23歳の女性。上肢の痺れを訴えて来院した。デスクワーク作業が多く頸部から僧帽筋部にかけての筋緊張が強く、なで肩を呈している。上肢を挙上した際や鎖骨上窩部を母指で圧迫した際に前腕部に強い放散痛を訴える。最も考えられる損傷はどれか。
  • 石灰沈着性滑液胞炎
  • 胸郭出口症候群
  • 頸椎椎間板ヘルニア
  • 頚部交感神経症候群
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問題15
36歳の男性。数か月前より後頸部の疼痛や頭痛を感じていたが肩凝りと思い放置していた。3日前に咳をしてから急激に症状が悪化して上肢の痺れと手指の運動障害を訴えて来院した。検査の結果、ジャクソンテストは陽性で中指の知覚障害と上腕三頭筋の筋力低下および上腕三頭筋腱反射の低下が認められた。障害されている神経根はどれか。
  • C5
  • C6
  • C7
  • C8
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問題16
29歳の男性。タクシー会社に勤務しており自動車から降りる際に腰部に激痛が走り来院した。患者は右側に側彎しており右側下肢に痺れ感と疼痛を訴えている。検査の結果、母趾背屈力は低下しており足背から母趾背側にかけて知覚鈍麻が確認されたが、腱反射の減弱および消失は認められなかった。陽性を示す検査法はどれか。2つ選べ。
  • FNS検査
  • ケンプ検査
  • SLR検査
  • ニュートン検査
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問題17
38歳の男性。仕事ではパソコン作業を長時間行うことが多く図に示す部位に痺れ感を訴えて来院した。最も考えられる損傷はどれか。
  • 尺骨神経管症候群
  • 回外筋症候群
  • 肘部管症候群
  • 前骨間神経症候群
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問題18
19歳の男性。バスケットボールの練習中に右膝に回旋力が加わり来院した。膝関節部の疼痛は著しく内側関節裂隙部に圧痛がある。マック・マレー・テストを実施した際に屈曲10°から完全伸展時に疼痛を訴えた。最も考えられる損傷部位はどれか。なお、図は膝関節の横断模式図である。
問題19
22歳の男性。大学野球部に所属しており練習後に投球練習を毎日行っていた。約1ヶ月前から投球動作時の疼痛を感じていたが、最近になり疼痛は一段と強くなり夜間就寝時にも生じるようになった。来院時の単純X線像では異常所見は確認されなかったが大結節部に圧痛があり肩関節外転90°時にクリック音と疼痛を訴える。最も考えられる損傷はどれか。
  • インピンジメント症候群
  • 上腕二頭筋長頭腱損傷
  • 石灰沈着性腱板炎
  • リトルリーガーズショルダー
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問題20
32歳の男性。約1ヵ月前に草野球の試合中に盗塁をしたが誤って転倒した。その際に手掌を衝き手関節部に過伸展力が強制された。受傷時、手関節部の疼痛は強かったので冷湿布をして様子を見ていたが、最近になり手部に痺れ感が出現してきた為に来院した。手根部掌側に骨性隆起が触れられ手関節は軽度尺屈位を呈している。この損傷について誤りはどれか。
  • ファーレン・テストが陽性となる。
  • 母指対立運動に障害が出現する。
  • 第1・2指指腹部に痺れ感を訴える。
  • 整復後は手関節背屈位で固定を行う。
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問題21
72歳の男性。駅の階段から転落して肩関節部に疼痛を訴えて来院した。弾発性固定と変形から肩関節烏口下脱臼と判断して徒手整復を行った。この患者に対する治療法として誤りはどれか。
  • 固定肢位は肩関節屈曲・内旋位で行う。
  • 固定期間中は手指の自動運動を指導する。
  • 約1週間は積極的な冷罨法を実施する。
  • 反復性脱臼を防ぐ為に約6週間固定を行う。
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問題22
35歳の男性。電球を取り換える為に椅子に立ち作業をしていたが誤って転落した。右上肢に強い痛みを訴えており上肢全体の運動は不能である。来院時の右手は図に示す外観を呈している。最も考えられる損傷はどれか。
  • モンテギア骨折
  • 上腕骨外科頚骨折
  • 上腕骨顆上骨折
  • 上腕骨骨幹部骨折
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問題23
60歳の男性。字を書いている際にボールペンを落とすことが多くなり最近では手掌尺側に痺れが出現すると訴えて来院した。左手の骨間筋部の萎縮は著しくフローマン徴候が陽性である。小学校4年生の頃に左腕を骨折した既往歴がある。最も考えられる既往した骨折はどれか。
  • 尺骨肘頭骨折
  • 上腕骨顆上骨折
  • 上腕骨外顆骨折
  • 上腕骨内側上顆骨折
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問題24
22歳の女性。仕事中に溝に足が挟まり足関節を内返しに捻ってしまった。足関節外側部の疼痛は著しく外果前方から下方にかけての腫脹が出現している。前方引き出し検査及び内反動揺検査では著明な距骨の動揺が確認された。最も考えられる靭帯損傷はどれか。2つ選べ。
  • 前距腓靭帯断裂
  • 二分靭帯断裂
  • 踵腓靭帯断裂
  • 三角靭帯断裂
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