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(公社)日本柔道整復師会 第35回関東学術大会群馬大会 開催

2013/03/16

平成25年3月10日(日)、公益社団法人日本柔道整復師会第35回関東学術大会群馬大会が開催され、関東7県所属の日整会員他、養成学校の学生や各運動競技の指導者など数多くの参加者が、会場となった群馬県高崎市の群馬音楽センターに集まった。

 

午前9時より始まった開会式の冒頭では、物故会員に対し参加者全員の黙とうで哀悼の意が表され、その後(社)神奈川県柔道整復師会・吉田充孝会長による開会の辞により、今回で35回目を数える関東学術大会の幕が開けた。

 

国歌斉唱の後には本学術大会長でもある(公社)日本柔道整復師会・萩原正会長から、来賓や関係各位に対する感謝の意と共に、〝日整では学術研鑽に関する重要事業として全国11地区での学術大会の開催に加え、富山大学大学院神経・整復学に講座を開設しまもなく4年が経過します。現在では研究の総仕上げの段階に入り、これまでの研究とデータを体系化し、エビデンスをさらに明らかにすることで柔道整復学の構築、柔道整復師の社会的認知度も上がり、将来へ明るい展望が開けるものと確信しています。また自由民主党の政権公約とも言えるJ-ファイル2012では、重要な政策のひとつとして柔道整復師の活動の支援が明記されています。我々は政権交代をした今、国や行政との強固な連携を再構築し、柔道整復を必要とする国民の期待に応えるべく日整の総力を結集して様々な施策を強力に進めていく決意です。関係各位、会員の皆様の一層のご指導とご協力をお願いします〟と、柔道整復師の未来に向けて尽力するという熱い想いを挨拶に込めた。

 

続く来賓祝辞では群馬県健康福祉部医務課・川原武男課長が〝少子高齢化の進展、疾病構造などの変化などに伴い、医療に関する住民ニーズはますます多様化してきています。こうした中、長年にわたり我が国の伝統医療として多くの人々から親しまれる柔道整復においても、健康増進や福祉などの分野において更なる期待が高まっていくものと考えています。皆様には利用者から信頼される柔道整復師として、専門的な知識と技術の習得に一層取り組まれると共に、地域福祉の発展にご尽力を賜りますようお願い申し上げます〟と、大澤正明群馬県知事の祝辞を代読。

 

続いて登壇した(社)群馬県接骨師会の顧問でもある財務副大臣・小渕優子衆議院議員からは、〝申し上げるまでもなく日本は世界に冠たる長寿国となりました。国民の皆様の健康に対する関心・興味は大変高まってきています。また政治的にも医療や介護などをはじめとする社会保障の分野は、日本での最重要課題と言えるのではないかと思います。そうした中、柔道整復師の皆様方には大変ご活躍をいただき、まさに日本の医療・福祉において欠かすことのできない存在となっていると感じています。安倍内閣そして自由民主党としても皆様方の活動をしっかりと応援していきたいと思っています〟と祝辞を述べ、党として柔道整復師の活動を応援していく方向性を示唆した。

 

次に本学術大会を主管する(社)群馬県接骨師会・大藤忠昭会長より〝関東学術大会は第1回を昭和49年に本県で開催しました。以来各県持ち回りで開催し35回を数える事となりました。これまでに発表されてきた数々の研究論文は多くの会員の日々の施術の中で活かされ、地域医療に貢献しているものと確信しています。今回も日頃の業務を通して得た研究成果を発表していただく先生方に敬意を表したいと思います。また本日の特別講演では木村雅史先生に「膝と腰の痛み ―その病態と治療―」の演題でご講演いただきます。関東各県の会員のみならず養成学校の学生、そして県内の各運動競技の指導者や生徒さんにも聴講いただいており、今後の指導、競技をする上で大いに参考になると思います。本日の大会が皆様のご協力により、実りあるものとなりますよう祈念致します〟と歓迎の辞が述べられ、来賓紹介、祝電披露などを経て一般公開講座へと移った。

 

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