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柔整師養成校訪問レポート
【第3回 : 中央医療学園専門学校 柔道整復学科】

2011/05/01
教職員の声

先生

上段(左から):大野 教務次長・遠藤 柔道整復学科長・増子 事務長
下段:山口 学校長

 

―貴校の歴史について教えてください!

大野:
当校は、東京都葛飾区立石にあります診療放射線技師を養成する学校、中央医療技術専門学校が母体となっております。

山口:
柔道整復師がレントゲンをとるためには「放射線技師の資格を有すること」と国会で議決を得た時に、先ほどの母体である中央医療技術専門学校が東京都内の柔道整復師向けに診療放射線技師の資格をとれる特別コースをつくったのです。しかしながら放射線技師法の関係で、柔整師が単独でレントゲンを撮ることができなくなってしまい、この試みは3年間で終わってしまいましたが、その実績をもとに平成13年に、柔整・鍼灸の養成校である当校を立ち上げました。

 

―開学の理念について教えてください。

遠藤:
柔道整復は古来より何百年と続く長い歴史がある、日本の伝統医学・医療です。その古来からの伝統的な経験・技術というのもある訳なんですが、それだけではなく「東西融合」ということで、西洋医学の理念と東洋の伝統的な医学を融合させた幅の広い医療人を育成しよう、21世紀にふさわしい医療技術者を育成しようという理念に基づき学校運営をして参りました。

 

―校舎がとても綺麗で驚きました。学習環境をつくる上で心がけていることは?

大野:
開校当時はインテリジェンス校舎といって、既成概念を打破して学校らしからぬ学校を立ち上げようということで、学生たちが快適に学べる空間を目指した校舎をつくりました。ミラービルになっており、非常に明るい開放的な造りになっています。3年間快適に学べるよう設備を整え、学業に集中できる空間づくりをしています。人情豊かな下町にあるということも当校の魅力です。

desk机や椅子も、人間工学に基づいて設計されており、既成品よりも少し幅が広くなっています。この理由の一つが、ペットボトルを置けるようにということなんです。当校は学習効率を考慮し、授業中でも給水に関しては許可しています。ですので、机にドリンクホルダーを付けて、教科書を広げても邪魔にならないくらいの幅に改良しました。こういった学生目線の配慮が至る所でされています。 図書室も特徴的で、ビデオルームがあり、実技などの動画情報を観ることが出来ます。パソコンも置いてありますので、必要な情報も一気に入手することが可能です。

増子:
「リクエスト制」という制度も導入しており、生徒から、最新書籍などこういう本が読みたいという要望があれば、それらを図書室に取り揃えるようにしています。生徒だけではなく教職員も同じように、こういうものを用意した方が良いというリクエストがあれば、取りまとめて準備しています。

 

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