柔整ホットニュース

特集

柔整師養成校訪問レポート 
【第2回 : 帝京大学医療技術学部柔道整復師学科】

2011/04/01
教職員の声

―卒後の進路についてお伺いします。教員免許も取得出来るとの事ですが、希望する学生は多いですか?

結構いますね。例えば、教員免許を取って中学校や高等学校の先生になって、体育を教えながらたとえばバレー部や陸上部のコーチになる。そして練習や試合中にけが人が出たら自分で治してあげられる。そういう希望をもった学生が多いんですよ。アスレチックトレーナーの修行も積んで、併用していくルートもあります。その他には、本来の仕事として開業したり、整形外科の内部で保存療法を担当したり、いろいろな夢があるようです。今後は社会に開かれた形で活躍していく可能性は高いですし、卒後の選択肢を広げる上でも4年制の教育を受けておくことは重要だと思います。

 

―最後にメッセージをお願いします!

困っている人を本当に助けるのは簡単なことではありません。柔道整復師に出来ることは限られています。人が知らないことを知り、法則を見抜いて初めて、それぞれの人に適切な術を与えて助けることが出来るのです。あらゆる施術は真剣勝負でいかなければならない。そのことをみんながもう一段も二段も真剣に考えていくべきだと思いますね。

 

学生に対する指導の熱心さはもちろんのこと、“柔道整復師”の社会的地位の向上に向けた意識改革の必要性を強く訴えられていたのが印象的だった。
また、トップクラスの腕前があってこそ困っている人を助けられるという理念についても、患者本位であるべき柔道整復師にとって、忘れてはならないことだと感じた。

 

前のページ 次のページ