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第3回柔道整復師小委員会が開催される!
大島 : 議連は要求団体ではありません、政策を作るところです。我々が今後やっていくそういった部分を含めてご意見がいただければ。
アトラ請求サービス : 3月に最初に呼んでいただきまして、自分が勉強不足だということを痛感して、法令等について先生方に教えていただき勉強させていただきました。大島議員がいわれるように、こういう場に来るということさえ今まで何十年なかったことであり、厚労省の方とお会いすることが出来なかった団体で、大いに自分達の反省も含めて、もっともっと自分達の意見を纏めて聞いていただきたいという本音もあります。もっと進めていって良い会にしていただけたなら、そのためにいろんなご尽力をされている先生方には本当に感謝しています。ご多忙な中、これだけの人が集まっていただいて僕達のことを考えてくれていることを会員に伝えて、ますます患者さんに集中して治療が出来る業界にしていきたい。今日は有難うございます。
日本接骨師会 : 医師と柔道整復師の料金についてであります。医師は偉くてそれなりの資格だというのは分かりますが、医師と柔道整復師を比較すると、同じ傷病で同じ怪我の患者さんに消炎目的で同じ器械を使用し電気治療を行った場合、医師は350円で私達柔道整復師は30円です。その他、罨法料の75円はありますが、柔道整復師だから無償というのがかなりあります。例えば足関節捻挫で医師がテーピングを撒いた場合は5000円で、1週間に1回認められています。私達は無償で、サービスで行うか、患者さんから多少いただきなさいとあります。医師と同じにということは決して申しませんが、医師だけ認められている医療というのは個別にあるわけです。柔道整復師の証明書代は無料ですし、例えば往診料ですが、柔道整復師が行く2キロとお医者さんが行く2キロの違い、患者さんの家に向かう時点で医療行為が既に行われているのでしょうか。極端な差があり、私達は同じようにしてくださいとは決して申し上げるつもりはありません。しかし、同じ消炎目的で仮に10分15分スイッチを入れて同じメーカーの器械でも30円と350円、その差はどういう決まりでされるのでしょうか。また、仮に膝が痛い患者さんに消炎目的でお医者さんがマッサージをした場合、800円です。私達はマッサージ・電気・仮に湿布薬を使っても、先ほどの後療料の中に含まれている訳です。お医者さんが自らマッサージを行うというのは考えられないですが、そのような格差といいますか、医師に認められるものは個別にあることを申し上げたい。
大島 : 仰ることは我々もよく分かっておりまして、病院で柔道整復師の先生がやると医療としてお金が上るという話もおかしな話です。そういったことも含めて今後整理したいと思います。
(協)千住柔整師会 : 最後に言いたいことは、国会議員の先生方もいらっしゃるので分かっていただけると思いますが、国会にも与党と野党があって、1つの意見に対する反論があり、その反論も議論の中でぶつけ合うということが国会の中で行われています。しかし私達柔道整復師は保険請求においても反論権すら奪われています。保険者に請求を出し、保険者が審査して、おかしい箇所があれば返戻という形で戻されます。返戻の中身について、これこれこういう訳ですからと保険者さんに再請求します。それを又保険者さんが審査をして最終的に保険者さんが不支給決定をするとお金が払われなくなってしまいます。その時に受領委任払いですから私達は誰からお金をもらうかというと、元々の支払い義務は患者さんにありますので、患者さんに実費を請求することになります。不支給決定をされた場合、行政手続き法にのせて審査請求を出来る訳です。ただしその審査請求を出来るのは直接の利害関係者ではない患者さんです。直接の反論権が奪われている状況を是非とも改正していただきたい。
松本委員長 : 今、お話を聞きますと10年20年の歳月がこの間かかってきて、いろんな意味で社会的地位の向上等様々な問題、フツフツとしたものが皆様方にあったことを理解できますし、聞いていておかしなことも沢山あります。しかし私も2年前にこの委員を引き受け〝業界団体だけでも100以上あり、こりゃ纏まらんぞ〟と思ったのが正直な思いです。いろんな皆様方の要求等々ありましたし、様々な問題点はあります。これが100点満点だと私自身も思っていませんが、大島九州男をはじめいろんな方々が一生懸命になって汗をかいてきた。厚生労働省もしっかり前を向いてやってきた。そして去年8月、政権交代をした我々は要求ばかりではなく、これからは政策・制度を一歩でも着実に前に進めていかなければならないという思いで、皆様方としっかり話をしながら此処まで来たことだけはご理解をいただきたい。大島九州男、本当は影の小委員長ですけれども、彼が努力をしたことだけはご理解いただきたいと思っております。
大河原 : 勉強させていただけばいただくほど矛盾だらけの制度ということで、今回私達も勉強し、改革の方向へという途上にあります。その途上の中に今回の改定がある訳です。皆さんのご満足をいただける内容にはなっていないと思います。不正が起こらないような仕組みを作るということもありますし、皆さん時間をかけて患者さんと接しているにも係らず、お医者さんとの格差があまりにもありすぎるという実態について、時間は確かにかかると思いますが、私達頑張ってやっていきますので、ご信頼をいただきたいと思います。