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第3回柔道整復師小委員会が開催される!
大島 : いま厚労省からお話がありましたが、今日のお昼前後くらいに報告・ご確認いただいた事項をご報告いただきました。もう今決まったばっかりの話で、その辺の確認をしていただきたい。今の厚労省の報告の中で何かご質問とかあれば・・・
大河原 : 包括化というところの「4部位ゼロ」の議論が、私達にはちょっと分かり難い、もう少し詳しく教えていただけますか。1・2部位は引き上げられて当然だと私は思っていましたが、そこが従来どおりということで算定基準は随分厳しいのではないかと思いますけれども・・・
厚労省・療養費担当 : 多部位の請求については、昨年の行政刷新会議でかなり部位請求には地域差があるということもあり、2部位目以降も含めて適正化を指摘されていました。確かに柔整の現場において部位の重要さを十分認識しているつもりですが、一方でそういった指摘もあり特に保険者から非常に厳しいご意見もあります。そういった点も踏まえ、今回2部位は守ったといいますか、一方多部位の部分は少し適正化をするということで、3部位は33%というようなことも言われていましたが70%に抑えた、その代わりといってはなんですが、4部位目をある程度適正化をさせていただいた。給付率は確かに1部位・2部位の100%は変りませんが、後療料については、従来の470円を500円に引き上げるのは恐らくかなり久しぶりで、そこで実質的にはみていただくということでございます。
大島 : 今回仕分けであれだけの数字、2部位が8割、3部位3.3割と出されて、ある程度そのラインで行くのであろうと考えていました。我々はこういう会を運営していますが、幹事長室に駆け込んだり、全然そういうことはしていない。先ほど委員長が仰いましたように我々としては正論で、勝負をしてきた、今後も正論で行きます。今回仕分けと同じような結果にならなかった経過と何か理由があるのであれば教えてください。
厚労省・療養費担当 : それについては、私どもの中で最終的に検討するにあたって、やはり前回4月6日のここの場で、例えば領収書の発行といったような、正に業界の中からそういったところをキチッとしていこうというご意見がありましたので、そういうこともある意味、我々一つ財務当局なりと交渉するとき、こういった適正化を業界内部としてもやろうとしているので、行政刷新会議の数値をそのまま持ってくるということではなく、やはり全体としてのバランスを考えて欲しいということで協議をした結果、こうなったということでございます
(協)千住柔整師会 : いま、厚生労働省のお話の中で保険者からの意見も聴取してこのような料金改定になったということで、若干上る程度ということですが、私の体験談を言わせて頂きます。不正請求を摘発するために保険者が表向き審査を行っているそうですが、まともに審査を行っている保険者は何処に居るのでしょうか。私は見たことがありません。というのは、内部告発で健康保険組合団体連合会にある人が不正請求をしているので調べて欲しいと電話をしたところ〝内部告発をされてもそれを受け付ける窓口がないため、電話されても困る〟と言われました。不正請求を行う人は健康保険以外にも交通事故で損保会社への保険請求についても行っているので、内部告発をしたところ同じように〝受け付ける窓口がないから電話をされても困る〟と。国保団体連合会の柔整審査会も同様でした。現行の制度でまともな審査を行ってきていればこんなに医療費がかさむことは無かったハズです。それをキチッと整理しないまま今回の料金改定が行われるというのは遺憾です。
大島 : 我々の議連では保険者の審査の問題も、議題の一つとして今後扱う予定になっています。基本的には制度の問題を今後しっかりと詰めていく予定にしています。我々は受領委任払いも含めてしっかりと切り込んでいく姿勢ですので、そこも含めて今後やりたい。
(協)近畿整骨師会 : 実際現場では、3部位もあれば4部位といったケガもあります。それに対する保証、保険等があります。その時に今回の改定では、私達はどういう風に処理したらいいのかなと。こんなこと言って失礼ですけど、上って有難うという気持ちはまだ持っておりません。やはり医療の一部分における柔道整復師の分野、医療の中で療養の給付というところまで国がキチッと示す、これが示されてこそ、正しい方向に向かうと思っています。どうかヨロシクお願いします。