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県内65歳以上の介護保険料 60市町村で引き上げ/埼玉

2015/05/18

65歳以上が支払う介護保険料の基準額が4月に改定され、埼玉県内63市町村のうち60市町村で引き上げられた。

県平均は月額4,835円で、改定前より329円増えた。介護保険制度が始まった2000年度以降、3年に一度度の見直しで増額が続いており、この15年で約1.8倍となった。

今回の改定では2015~17年度の65歳以上の介護保険料基準額が決まり、県内60市町村(広域連合の3市町を含む)が引き上げた。高齢化の進行に伴い、介護サービスの利用が大幅に増えていることが主な要因だ。ただ、県平均の月額4,835円は全国平均の5,514円を下回り、47都道府県で最低となっている。

県高齢介護課の担当者は「地域ごとの高齢化率が影響している。特に75歳以上の人口の割合が多い市町村は、保険料が高い」と分析。厚生労働省は10年後には全国平均が8,000円を超えると推計、県の担当者も「埼玉でも同水準を覚悟する必要がある」としている。

 

<ニュースソース>

東京新聞(2015/05/16)

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