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『接骨院・整骨院の患者相談ダイヤル』患者の疑問や不安を解決

2016/03/22

患者と柔道整復師の会では『接骨院・整骨院の患者相談ダイヤル』を平成23年6月より開設している。この活動は、患者からの治療や療養費等に関する疑問・不安などの相談に対し、専門の研修を受けた柔道整復師が一緒に考え解決の方向を共有するもので、毎月第2日曜日にフリーダイヤルにて相談を受け付けている。

開催回数は56回を数え、延べ相談件数は373件に上っている。相談をした人からは「掛かっている施術所には直接聞けないこともあるので、相談出来て良かった」「料金に関してわかり易く説明してもらえた」「話を聞いてもらえただけでも良かった」などの声が寄せられているという。 実際には以下のような相談を受け、回答している。

Q.  接骨院で施術を受けた時には支給申請書に署名を求められます。医師の場合にはそれが必要ないのになぜですか?

A.  接骨院での療養費の支払いは、その都度現金で10割を支払うことになっております。しかし施術をした柔道整復師が患者様から署名を頂いて、患者様に代わって保険者に施術料の請求をすることができ、この場合は、患者様は窓口で保険医療と同じように一部負担金を支払えばよいという受領委任払いが利用できます。

Q.  現金を支払った後に領収証を発行してもらえません。

A.  領収証の発行は義務付けられています。施術毎に必ずもらって下さい。また、一部負担金以外を支払う場合には、領収証に施術内容や料金の内訳などを明記してもらって下さい。

相談者の申し出があり、且つその必要があると判断した場合、診療を行った柔道整復師あるいはその院の開設者(責任者)に改善等の指導・勧告等も行っている。

活動内容を広く周知するため、昨年12月に関東圏を中心に多くの施術所にポスターの掲示を依頼し、また同時に全国の保険者にもポスターを送付し、掲示の協力を依頼している。現在も、施術所内でのポスターの掲示の協力を募っているとのこと。

今後は中間報告書を作成し、相談者の年齢層や相談内容の内訳を公表し、業界での活用を広げていくための更なる活動を予定しているという。

また、『接骨院・整骨院の患者相談ダイヤル』運営委員会では更なる公共性、公平性を担保するために、業界団体枠として運営委員を募集している。

接骨院・整骨院の患者相談ダイヤル運営委員会では更なる公共性、公平性を担保するために、業界団体枠として運営委員を募集している ※クリックするとPDFが表示されます

尚、利用者の性別・年齢構成、相談内容は以下の通りとなっている。

年齢構成 相談内容

 

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