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第3回治療家甲子園決勝大会開催

2013/12/16

11月24日(日)、日本消防会館(ニッショーホール/東京都港区)において、第3回治療家甲子園決勝大会が華々しく開催された。

治療家甲子園は『共に学び、共に成長し、共に変わる』を理念に、多くの治療家と関わることでその取り組みを学び、切磋琢磨し成長していくことを目的としている。今大会では全国からエントリーした263院の頂点を決するべく、北海道・東北・関東・中部・関西・中国四国・九州沖縄の各エリア大会を勝ち抜いた代表院7院により独自性溢れるプレゼンテーションが行なわれた。

はじめに(一社)日本治療家連盟・白沼崇理事より〝第3回治療家甲子園は2011年秋に開催される予定だった。しかし3月に東日本大震災が発生し「私たち治療家に、何かできることはないのか」という想いから、大会の延期を決断した。震災直後から何度も被災地の避難所や仮設住宅に足を運んで治療ボランティア活動を行ない、私たちは「目の前で困っている人たちを少しでも楽にしてあげたい、笑顔になってもらいたい」という治療家を志した原点に帰ることができた。もっと国民の皆様に必要とされる業界を後世に残したい。私達治療家の未来は誰かが変えてくれるものではなく、治療家一人ひとりの想いによって必ず明るい未来につながると信じている〟と熱いメッセージが送られ、会場のボルテージは一気に上昇。趣旨説明後、各院による発表へと移った。

 

立川わかば整骨院

元気の良い挨拶と笑顔が印象的な立川わかば整骨院は、【鍵】という言葉をキーワードに、患者との触れ合いを通して学んだ想いを実際に体験したエピソードを交えて発表。施術の技術だけにとらわれるのではなく、患者との心のつながりや絆があって初めて治療ができるのだと、コミュニケーションの大切さを訴えた。

 
ファミー午後の整骨院

ファミー午後の整骨院はスタッフ育成や組織作りの大前提として「信頼」を大切にしている。その取り組みの一つとして、仕事以外の面でスタッフがある事柄に挑戦し、それを周りのスタッフが支えるという【スタッフチャレンジプロジェクト】がある。目標達成のために考え行動する力がある人材育成とスタッフ同士の信頼関係の構築に役立っており、院全体が前向きな雰囲気に包まれている。

 
きずな鍼灸整骨院

きずな鍼灸整骨院は「けが人ゼロの地域づくり」で「日本で一番元気な地域をつくる」ことが目標。そのために「スタッフとの絆」「患者様との絆」「地域との絆」の【3つの絆】を大切にしている。職業体験実習の受け入れやトレーナー活動、体操教室の開催などで積極的に地域との関わりを持つことで絆を深め、少しずつ理想とする治療院像に近づけている。

 
西梅田小林整骨院

大阪のビジネス街にある西梅田小林整骨院は、整骨院の知名度向上と矯正治療の普及という自ら掲げたミッションを達成するため、多種多様な研修やセミナー活動に取り組んでいる。その立地条件から近隣のビジネスマンが来院することも多く、時間に追われる患者のために挨拶や案内のスムーズさにも気を配っている。

 
寺倉接骨院 はりきゅう治療院

寺倉接骨院では「気づき」を養うために様々な取り組みを行なっている。週に一度の「気づきレポート」では一週間の業務を振り返り改善点やひらめきを報告し合い、スタッフ全員で価値観を共有している。普段から「気づき」を意識することで細やかな心配りが実現でき、スタッフ一人ひとりが自分の役割を認識することにもつながっている。

 
げんき堂整骨院 桑園

げんき堂整骨院桑園は当初、コミュニケーション不足からスタッフの連携が取れていなかった。そこで【夢ノート】と名付けられた一冊のノートにスタッフそれぞれが夢を書き込み、互いを知ることで意識の変化を起こした。自分の行動を振り返り、自分の仕事の本質について語り合うきっかけとなり、努力し成長するスピードも向上した。『受動』から『能動』へとスタッフの自立を後押ししている。

 
きくち整骨院 陣場院

将来の独立・開業に向けたシミュレーションができるよう、きくち整骨院陣場院では受付から骨折の整復やギプス作成、現場対応、会計までを一人で行なう。正確な診察・診断を大切にし、痛みの原因を追及して最適な治療を目指している。柔道整復師が日替わりで担当することにより、経過観察や万一のミスのチェックも行ない信頼度の高い施術を行なっている。

 

 

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