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これだけは知っておいて
【第39回:「ほねおり・ほねつぎが教えるもの」の著者とお会いして】

2018/04/16

明治国際医療大学 教授 長尾 淳彦

表題の「ほねおり」は患者さんのこと。
「ほねつぎ」は我々、柔道整復師のことである。

今から20年前のことであるが、弁護士である河田毅さんがご自身の骨折(足関節三果骨折)経験から柔道整復師の技術を高く評価され表題の本を発刊された。

私は、河田毅弁護士には、この件で数回お話を伺った。平成30年3月25日公益社団法人日本柔道整復師会においても 河田毅弁護士の特別講演「弁護士の骨折と柔道整復師」を開催した。

柔道整復師は「ほねつぎ」と呼ばれてきたが、現状「骨の接げる柔道整復師」はどれだけいるのでしょうか?

柔道整復師の施術に係る療養費の算定基準には「骨折」「不全骨折」「脱臼」「打撲及び捻挫(挫傷を含む)」が負傷名として挙げられています。「骨折」「不全骨折」「脱臼」の適切な見立て(初検)と整復・固定が出来る柔道整復師が数多く地域にいることが業界繁栄の基盤となります。

河田弁護士は「閉鎖骨折、いわゆる非開放性骨折の場合は出来るだけ保存的療法で治すほうに賛成する。もちろん手術をしなければ治りにくい症例もあるが手術は骨折部を開放する。いろんなものが進歩したとはいえ細菌感染のリスクは増える。骨折の治療はこのように捉えるべきである。」また、「接骨院でないとできない素晴らしい治療があるということに誇りを持って患者さんが慕ってくるような柔道整復師になってもらいたい。」と言われている。

ぜひ、河田毅弁護士の著書「ほねおり・ほねつぎが教えるもの」を一読ください。

 

 

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