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これだけは知っておいて【第11回:世界保健機関(WHO)総会での挨拶】

2015/09/01

明治国際医療大学 教授 長尾 淳彦

現在、公益社団法人 日本柔道整復師会は日本のODAにより2006年よりモンゴル国において日本伝統治療(柔道整復術)指導者育成・普及事業を行っている。国内外で柔道整復の有用性を評価してもらっている。

国際交流の先鞭をつけられたのは元日本柔道整復師会原健会長(2015.4.23ご逝去)であろう。韓国・龍仁大学校や大韓武道学会との交流に始まり、いろんな国や業種の方々と交流を深め、相当の準備期間を経て2002年、世界保健機関(WHO)の本部のあるジュネーブ 総会で柔道整復は日本の伝統医療として認められた。その時の挨拶が下記である。

公益社団法人 日本柔道整復師会会員・会員外関係なく柔道整復師は知っておくべき事項である。

 

世界保健機関(WHO) 総会での挨拶

日本柔道整復師会 会長 原 健

世界の全人類に対して、日々健康増進に多大なる寄与をしているWHOに対し、心から敬意を表します。

日本の伝統医療である柔道整復師を代表する日本柔道整復師会会長の原健です。

今回WHO総会にお招きいただき、大変光栄に存じますとともに、日本を代表する大きな責任を感じています。柔道整復セラピーは、柔道と発生の起源を同じくしております。柔道はいまや世界180か国で行われています。今後我々は、柔道と二人三脚で世界に技術を広めようと思っています。

我々は日本において医師と連携をし、国民の健康管理、負傷の施術に努めています。すなわち、我々の伝統医療に加えて現代の整形外科医療技術を加味し、科学的根拠に基づいた医療を展開しています。

この総会出席を契機にして我々の技術である薬を使用しない、また、手術をしない、人に優しい柔道整復セラピーを世界の国々で活用していただき、世界全人類の健康管理、予防医学に役立ちたいと希望しています。

平成14年5月13日

 

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