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学生たちの想い【第4回:東京有明医療大学・萩原里香さん】

2015/07/16

近年、医療は「病院完結型」から「地域完結型」として、地域全体で患者をサポートする形に転換しつつあり、地域に根ざす柔道整復師はより大きな役割を担うことが予想される。さらにスポーツや介護の現場など、柔道整復師の活躍の場は広がりを見せており、さらなる可能性を感じさせる。そんな業界の今後を担う未来の柔道整復師たちは、何を想いこの業界に飛び込んだのか?また、今感じていることとは?第四回は東京有明医療大学保健医療学部柔道整復学科3年生の萩原里香さんにお話を伺った。

 

―柔道整復師を目指そうと思ったきっかけは?

高校の部活動で怪我をすることが多く、よく接骨院に通っていました。施術をしていただいた先生が怪我の理由を身体の仕組みを交えながら、知識のない私に対して丁寧に説明してくださいました。それがきっかけで、身体の仕組みに興味を持つようになりました。またその先生が柔道整復師という資格を有していることを知り、私も柔道整復師になりたいと思ったのがきっかけです。

 

―東京有明医療大学を選んだ理由を教えてください。

柔道整復師国家試験の受験資格だけでなく、アスレティックトレーナーや健康運動実践者コースも選択することができるので、将来の活動および知識の幅が広がるのではないかと考え、東京有明医療大学を選択しました。

 

―入学前と入学後で、心境に変化はありましたか?

入学前は全く知識が無い状態だったので、柔道整復師とは何かあまり理解できていなかった気がします。しかし授業を受け、怪我に対する知識が少しずつ増えていき、また講義を通して先生方の経験談を聞いていくうちに、柔道整復師を目指す一人として、将来患者さんを診るということに対する責任感を感じるようになりました。

 

―ここが他校に自慢できる!というポイントはありますか?

高度な専門知識と多くの臨床経験を有する先生方の授業を受講できるところが自慢です。また、本校は少人数制を取り入れているため、先生と学生との距離が近く、気軽に質問をすることができます。さらに、学業だけでなく学校生活や日常生活での悩みがあるときは、学生数人に対し1人の先生がアドバイザーとしてサポートしてくださっているため、困った時はアドバイザーの先生に頼ることができます。このように学生に対する手厚いサポートが充実していると思います。

 

―現在、大学の講義や実習で興味を持っているのは何ですか?

柔道整復学の実習です。講義で学んだことを基本として整復、固定および後療法を学びますが、各先生の臨床経験から整復、固定、後療法が異なり、様々な方法があること、また患者さんの状況に合わせて臨機応変に対応する必要があることを知り大変興味を持ちました。

 

―難しいと感じることや、それを克服するためにしている工夫等があれば教えてください。

柔道整復学の実技が難しいと感じます。包帯やテーピングはまだ経験が浅いため、なかなか上手に巻くことができません。先生から上手に巻くコツや修正点を聞き、友達とお互いに巻きあって何回も練習を重ねています。

 

―勉強以外に励んでいることはありますか?

ダンスサークルです。全体練習や自習練習を行い、全員で一つのイベントに向けて一致団結し、作品を作り上げていくことに励んでいます。

 

―将来の夢や目標を教えてください。

目標は柔道整復師の国家試験に合格することです。国家試験に合格し、柔道整復師になった時は、憧れの先生のように親しみやすく、多くの知識や高い技術を兼ね備え、さらに常に向上心を忘れない柔道整復師になりたいです。

 

―これから柔道整復学部を目指す方にメッセージをお願いします。

小・中・高等学校で学んできたこととは異なり、身体についての専門的知識の修得を目指すため、みんな最初は同じ0からのスタートになります。筋肉・骨の名称や怪我について覚えることもたくさんあり大変ですが、その分やりがいがあると感じています。また、本学では、柔道整復学だけでなくアスレティックトレーナーや健康運動実践指導者も学ぶことができるので、将来の活動の幅も広がります。柔道整復師になるのは大変だと思いますが、粘り強く一緒に頑張っていきましょう。

 

●プロフィール


萩原里香
東京有明医療大学保健医療学部柔道整復学科3年生

【東京有明医療大学HP】
http://www.tau.ac.jp/

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