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学生たちの想い【第3回:帝京平成大学・町田実優さん】

2015/05/16

近年、医療は「病院完結型」から「地域完結型」として、地域全体で患者をサポートする形に転換しつつあり、地域に根ざす柔道整復師はより大きな役割を担うことが予想される。さらにスポーツや介護の現場など、柔道整復師の活躍の場は広がりを見せており、さらなる可能性を感じさせる。そんな業界の今後を担う未来の柔道整復師たちは、何を想いこの業界に飛び込んだのか?また、今感じていることとは?第三回は帝京平成大学ヒューマンケア学部柔道整復学科3年の町田実優さんにお話を伺った。

 

―柔道整復師を目指そうと思ったきっかけは?

私は高校のとき柔道部に所属していました。練習中にケガをし、学校の近くにある接骨院で施術を受けました。そのとき、素早く的確に処置をしていただいたことが、とても印象に残り、私も将来はその先生のような柔道整復師になりたいと考えるようになりました。

 

―帝京平成大学を選んだ理由を教えてください。

オープンキャンパスに参加し、実技室をはじめ、学内の設備に驚きました。また、柔道整復師の国家試験受験資格だけではなく、中学・高校教諭免許(保健体育)や日本体育協会公認アスレティックトレーナーなど、多くの資格を平行して取得できることから、本学を選びました。

 

―ここが他校に自慢できる!というポイントはありますか?

先生方に質問しやすい環境にあることです。自分で調べ、考えても分からない点は、先生方を訪ね、質問すると答えを教えてくれるだけではなく、優しく丁寧に理解できるところまで教えていただいています。

トレーニング施設の充実も魅力の1つです。トレーナーを目指している学生が実習等で使用しています。この設備を利用してトレーニングを行うこともできます。 また中学・高校教諭免許(保健体育)を取得できることも魅力の1つだと思います。

 

テーピング―現在、大学の講義や実習で興味を持っていることは?

やはり柔道整復学です。
どのような受傷機転で骨折や脱臼などのケガが起きるのか、骨がどのように転位を起こすのかなど、臨床に繋がる知識を身に付けるために、とくに力を入れて勉強に励んでいます。

 

―難しいと感じることや、それを克服するためにしている工夫等があれば教えてください。

科目数が多いので大変ですが、友達と協力して解決したり、図書館で調べたり、それでも分からなければ、先生を訪ねたりし、分からないままにしないようにしています。

 

―勉強以外に励んでいることはありますか?

母校の柔道部で選手の指導をする傍ら、テーピングを巻いたり、アイシングを行うなどトレーナー活動に従事しています。選手一人一人が自身で正しくテーピングを巻けるように指導なども行っています。試合や合宿にも同伴し、ケガをした選手の応急手当だけでなく、ともに汗を流しながら練習への参加や試合での応援などもしています。

ケガの多いスポーツなので、ここで得た知識や技術を活かしていきたいと思っています。

 

包帯―将来の夢や目標を教えてください。

地元の接骨院に就職し、今までお世話になった方々への恩返しをしたいです。
またケガをしてしまった患者さんの痛みをできるだけ短時間でとれるのはもちろん、心の痛みもとれるような柔道整復師を目指しています。
母校の柔道部で将来トレーナー活動も行いたいと思っています。

 

―これから柔道整復学部を目指す方にメッセージをお願いします。

大学だけでしか学ぶことのできない科目が有り、自分で時間割を組み、多くのことを学ぶことができます。柔道整復師になることはもちろん、アスレティックトレーナーや教諭免許、健康運動実践指導者、社会福祉主事などの資格も取得することができます。平行しての勉強は大変ですが、幅広く活動できるチャンスだと私は考えています。

柔道整復師を目指す理由は人それぞれですが、患者さんのケガをしっかり治し、元の生活ができるようにするという気持ちを忘れずに、より良い柔道整復師となれるように頑張っていきましょう。

 

●プロフィール

町田実優さん
町田実優
帝京平成大学ヒューマンケア学部柔道整復学科3年

【帝京平成大学HP】
https://www.thu.ac.jp/

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