徹底的に柔道整復師【第17回:たたみ三角巾を用いた固定法③】
2017/07/16
明治国際医療大学保健医療学部柔道整復学科
教授 長尾淳彦
沖縄統合医療学院柔道整復学科
専任教員 丸山顕嘉
足関節捻挫の応急処置
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① 8つ折りたたみ三角巾を1枚用いる。
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② たたみ三角巾の中央部を足底部にあてる。
補助として術者の膝を用いると、傷病者の負担が軽くなるため、効果的である。
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③ たたみ三角巾の端をアキレス腱部に回し、1週させる。
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④ くるぶしの前に三角巾の空間を作り、そこに先程の三角巾の端を通す。
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⑤ 反対側も同様に左右均等に通す。
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⑥ 足関節の前方中央に✖が出来るようにする。
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⑦ 緩みを取るために左右同時に下の方に引っ張る。
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⑧ 再び緩むことが無いように、緊張をもたせたまま前方に引きあげる。
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⑨ 一度足関節前方で結ぶ。
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⑩ 基本的に緩みが残っているため、もう一度上方へ引き上げさらに締める。
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⑪ 数回繰り返し、緩みが完全に無くなったら、本結びで結ぶ。
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⑫ 端がかなり長く残るため、足首でもう一度結んでおく。
これが緩むと端を踏んでしまい、転倒に繋がるため、注意すること。