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徹底的に柔道整復師【第10回:基本的な腕の吊り方 そのI】

2016/05/01

明治国際医療大学保健医療学部柔道整復学科
教授 長尾淳彦
沖縄統合医療学院柔道整復学科
専任教員 丸山顕嘉

 

基本的な腕の吊り方

① 患者に肘関節を90°とし、前腕を支える。

② 術者は患者の正面に位置し、開き三角巾の頂点を吊ろうとする腕の肘側に、健康な側の肩に底辺の1方を掛けるように、患者と患部の腕の間に差し込む。

③ 開き三角巾の底辺を必要な長さにまで外折りにする。

注:底辺は切断してあり、伸縮性があるため、必ず折り返すこと。

④ 垂れ下がっている三角巾の端を患部側の肩に回し、健康な側の肩の上で結び、全体を整える。

注:

  • 腕の位置は、水平を基本とし、両肩も水平となるようにする。
  • 小指の付け根以上に指先が出ないように注意する。

⑤ 肘のあたりの頂点は、止め結びにする(折り返して、安全ピンでとめても良い)。

注:止め結びにした結びこぶは内側に入れないが、結んだ頂点が長いときは、内側に差し込む。

⑥ 肩の上の末端処理を行う。

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