特集
国保中央会の5項目の提言と柔道整復師のこれから
2011/02/01
(4)おわりに
そして今、柔道整復師はしっかり認識する必要があるのではないか。国民医療を担う医療従事者として、良質な医療の実現や医療の適正化に取り組まないのなら、「医療の質、安全性、医療従事者の質の向上」はあり得ないということをである。そしてそれは、畢竟、日本の医療の進む道から外れていくことを意味することになるのだ。
最後に、筆者の知る多くの懸命で優れた柔道整復師とともに、この「国保中央会の5項目の提言」が、国民医療と柔道整復師の輝かしい未来への道しるべとなることを願ってやまない。
プロフィール
前田 和彦
東京都柔道接骨師会学術顧問
宮崎県柔道整復師会顧問
日本社会医療学会常任理事・事務局長
日本柔道整復接骨医学会社会医療分科会委員(代表)など