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第4回保険者会議が開催!
◇2番目のテーマ「審査・支払機構設立についての構想」の議論(これが本会議のメインテーマ)
JB日本接骨師会・沖田氏から療養費が柔道整復師に支払われるまで、支払業務のフローについて説明が行われた。入金形態については、国保関係は国保連合会単位での一括入金、市区町村単位での入金、後期高齢者を一括入金。全国健康保険協会は都道府県が支部になっており、支部単位での入金、共済組合や健康保険組合は、組合単位での入金である。特筆すべき点は、健康保険組合が資金を拠出するなどして民間の審査支払代行会社から一括入金される場合がある。療養費の入出金の口座は独立した専用口座を設け、公金である療養費を厳格に管理、適正な入出金を行なっている。療養費を保険者ごと、患者様ごと1件1件、1円単位で照合し、月1回指定された日に全会員柔道整復師に送金する等報告があった。
保険者から
▽医科レセプトと同じように社保で言う支払基金のような、一括した第三者機関があるというのは最近良いのかなと思い始めた▽支払については、遅い団体でいつも申し訳なく思っている。「第三者機関」と言われたように、例えばJBさんが取りまとめられて団体をつくる。勿論、選択肢としては有り得ると思うが、やはりお金の問題等を考えると、公的な支払基金と同じような特殊民間法人みたいな形でなければ難しい。それが第一と思います▽まさに支払基金とか、国保連等、「お上」です。保険者にしか出来ない審査というのもありますし、支払基金は保険者ではないので出来ない審査というのもある。支払基金がそういったことに乗り出すことを表明し、最近、健保連が支払基金に関するアンケートを行って、これはホームページに公表されているので話しても問題ないと思います。非常に評判が悪い。ローカルルールが多すぎるとか、県とか地区ごとに4倍も5倍も違う等、実際にこういうものが出来た場合、今やっている業務がどうなるのか。自分たちのやってる業務を失うことになるのではないか▽個々の柔整師さんが社団に属する意味がなくなってくるという、そういう危機感はありませんか?社団さんの仕事がなくなるのではないか。▽支払基金に対しては非常に高い審査料を払って、それが今の問題の一つです。任意に色んなグループが支払代行し、そこには手数料は払わない。それは任意だから良いが、あえて支払機関と審査は別とする支払機関は、どこが費用を持つのか?▽これは別に証拠を持っている訳ではないので噂話ということで、所謂ファクタリング。請求を受けたらとりあえず金を支払ってあげるというのは少なからず存在している。そのかわり手数料を取られる。手数料を稼ぐために1部位、2部位増える。或いは施術日が増えるというような悪循環もあるように聞いている。支払機構は施術者側が負担するというのであれば、こういう任意団体もひょっとしたらと改めて思う▽総合サービス的な形で社団さんが審査される事は有り得るのではないか▽なんで公的かについては、システムの問題は当たり前だと思うが、一つは永続性の問題で、所謂民間で〝これは無理だから止めた〟とされても困ってしまう。結局5千万しか集まらなかった、担保力ないな、みたいなことになりかねない。形はどうでも良いとしても、例えば健康保険組合、組合健保・協会けんぽを含めて集約するような、支払基金の良し悪しはあるが、そういった一定の枠がないと企業としては成立しないということがある、etc.
柔整他団体代表者から〝確かに健保連という健保の部分での一括内査が出来る。そして一括で支払う。バラバラに入出金をしていれば当然負担が掛かる。まして統一的なチェック体制が確立できれば、もっと信頼感が得られると思います。そういう機関が出来れば非常に有難い。色んな問題点が多いと感じるが、やろうと思えばやれるんだろうと思います〟といった意見も出された。
最後に本多氏から、〝柔道整復療養費をどう審査していくか、審査がきちんと出来ていない。私は部位別請求は限界にきているのではないかと思っている〟といった意見が投げかけられ、〝療養費受領委任払い制度の運用の中で、何処をどう改善するのかを議論し、療養費受領委任払い制度をもっと分かりやすいものにして、保険者も審査しやすいものに改善していく、次回は「部位別請求についての実態」について掘り下げていきたい〟として終了した。
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- なお、第4回保険者会議速記録は、JB日本接骨師会のホームページで1月上旬に公開予定!