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厚生労働省の追認をうけて思うこと
2010/12/01
ここで、平成11年2月に東北大学医学部艮陵会館で行われた、第2回日本運動器系超音波研究発表会の演題を紹介する。
1、超音波観察法によるMallet fingerのタイプ分けの試み
伊藤 潤(宮古市)
2、転位のない中足骨骨折に対するX線とエコー図による検討
秋葉 康男(茅ヶ崎市)
3、前腕骨橈骨下端骨折における超音波画像の利用
小宅 寿人(いわき市)
4、硬さの差異が小さい伝搬媒質の境界面エコーとビームの集束様態についてのモデル実験による検討
上野 貴久(大船渡市)
5、腱のエコー強度と超音波入射角の関係
嶋木 敏輝(千葉市)
6、アキレス腱皮下断裂の保存療法における超音波観察による足関節固定肢位の検討
佐藤 和伸(東京都)
7、大腿部打撲後に生じた化骨性筋炎部の超音波計測の可能性
伊藤 潤(宮古市)
8、肉離れにおける超音波観察法の有用性
坂本 哲也(東松山市)
これらの研究課題の中には、今でも取り上げられる課題もあるが、当時のことを振り返ると、現在使用している鮮明な画像のデジタル超音波診断装置とは大違いな、魚群探知機のようなモニターのアナログ装置を使って、客観性、信憑性の高いデータを追い求め、寝るのを惜しみ、一生懸命骨・筋・腱・関節を観察していたのを思い出す。そして全国の数少なかった同好の士と、まだまだ貧弱だったインターネット環境の中で、夜中まで情報を探索し、最新情報の取得を競ったものである。