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大島九州男参議院議員に直撃インタビュー

2010/10/01
大島議員

大島九州男議員がこれまで柔整業界に貢献されて来たことは、周知の事実である。更に今後もっと大きな制度改革をされようとしていることの中味や熱意を多くの方々に理解していただきたいとして、今注目の大島議員に直撃インタビューを行い、その真相と目指されていることを率直に応えていただいた。果たして「接骨医」構想は、実現可能なのか。具体的な策についてお聞きした。

 

日本独特の徒手整復という技術を残していくために「接骨医」の創設を目指します!

―民主党の「統合医療を普及・促進する委員会」の中にある柔整小委員会の事務局長として、大島先生の働きが非常に大きいと環境大臣・内閣府特命担当大臣(防災担当)になられた松本龍先生も明言されていますが。

前回の小委員会は正直言いますと、療養費の改定に目標をおいて半年かけて、絵に描いた通りというか予定通り確実に進めなければいけなかったために、ある程度こちら主導でやらせていただいたというのが本当のところです。第一段階としてのゴールが6月の「療養費の改定」でしたから、それに向けて、3月5日の国会質問、4月6日の第2回柔整小委員会、5月17日の第3回小委員会というスケジュールを着々と計画的に進めました。 今回の改定については、予算がない中、改定率は実質プラスマイナスゼロでしたが、中味は1部位・2部位の後療が30円プラスになりました。つまり、我々が政治主導で行ったから出来たということなんですね。其処のところはしっかり認識していただきたいと思います。その意味されていることというのは、当然皆さん理解されているとは思いますが〝不正を行なう人たちに対して、今後もっともっと厳しくして行きますよ。しかし、真面目にずっとやられている柔整師の皆さんには光が当たるようにしていきますよ〟というメッセージが込められている訳で、そのように今回の療養費の改定を受け取っていただければと思います。

 

―大島先生が主導で交渉され、議論された中でこの料金改定が進んでいったという理解でよろしいのでしょうか?

厚労省だけでは今回のような改定は出来ません。今までと全く異なる結果を出しているということは、交渉をした人間がこれまでとは違ったということの表れでもありますし、それが事実であるということです。どうしてもこういうことの結果というのは事実に反して、自分がやったんだという人が多く、今回の改定に関しても〝自民党がやった〟 という人もおりまして、〝それは違いますよ〟といまた今回の改定内容でうことをハッキリさせておきたいと思います。全国を周って各県社団の会長さんにお会いして、それまでの経緯と事実関係について〝昨年の12月に私が述べたとおりに改訂したんですよ、結果を見て判断してください〟とご説明申し上げて強い信念を持って歩いています。 もう少し詳しく述べると、事業仕分けであれだけ削られる話になっていて、それをここまで盛り返して、こういうやり方が出来るのは、我々の努力がなかったら出来なかったことなのです。その一つの理由は、私と柔整師の方々との絆ともいうべき約束がありました。 また、私が小委員会で〝排除する〟と申し上げているのは、レセプトのみを請求する団体、或いはファクタリングみたいなことを行っている会社などを指しています。数多くの不正事実があるために業界と保険者が信頼関係を結べない状態になっている訳で、そういったことなどもあって、保険者が民間会社に外部委託して患者調査が行われるような状況を招いてしまった。外部委託したところで不正請求は無くなりません。あのような調査をすれば、患者にとっては医療選択の自由を制限されますし、真面目に柔整業務を行っている先生方には営業妨害となります。不正請求を排除するには公的審査会の強化が必要です。従って不正が無くなれば調査もなくなるんだということです。明細書をキッチリ出すことによって必ず不正は減っていきます。しかも、新しい保険制度に切りかえる時に全部一掃できます。そういう大胆なことをしない限り、バッサリ絶ち切れない。従って新しい制度をつくる必要があるということですね。

 

 

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