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痛みの診える柔整師【若田接骨院】

2012/02/16
超音波画像による症例の解説

※使用機器:
超音波診断装置:MyLabFive

 

〔症例1〕fat pad sign

患  者 :10才、少女
原  因 :遊んでいて手を衝いて負傷。

肘関節に著明な腫脹がみられ、強い疼痛により圧痛部位の特定が困難であった。
肘関節後方操作を行った際、fat pad signが確認されたため、医科と対診、精査をした結果、肘頭骨折と診断された。
画像からは、後方の関節包が腫れて、fat pad signが出現しているのがわかる。

 

〔症例2〕野球肘(内側)

患  者 :16歳、男子 高校野球部
原  因 :ボールを投げていて肘が痛くなり来院。

肘関節内側走査を行った際、内側上顆の裂離骨折が確認された。しかし、以前にも痛くてボールを投げることのできない時期があった。臨床症状とエコー画像から、今回の裂離とは違うと判断した。

 

〔症例3〕外傷性骨化性筋炎

患  者 :17歳 高校生
原  因 :体育の授業中に人と接触して大腿部を打撲。その後数週間、治療をせず
                    放置していたが、膝関節屈曲した際の疼痛が残存していた。体育で
                    走っていた際、疼痛が強くなったため、当院に来院。

大腿部やや外側部に、広範囲に骨化性筋炎の画像が確認できる。

 

〔症例4〕JONES骨折

患  者 :19才、大学生
原  因 :ランニングをしていて負傷。

初検時の超音波画像では、第5中足骨基底部から3.21㎝近位部で骨折線が確認できる。

受傷から治癒までの過程をスライドにしました。徐々に骨折部が癒合して行く経過が確認できます。