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痛みの診える柔整師【若田接骨院】

2012/02/16

―超音波診断装置に関しましては院長以外のスタッフさんもご使用になられているのですか?

うちには日本超音波骨軟組織学会認定の運動器系超音波技師資格を持っている者が、私を含めて4人います。柔道整復師は全員で9名おりますが、格付けをしていて、最新の装置を使って良いのはエコーを使って患者さんにしっかりと説明が出来る先生で、経験の浅い先生は古い装置を使って仕事が終わってから勉強をさせています。古い機械で勉強させる意味は、早く新しい機械が使えるようになりたいと思って一生懸命勉強するからです。
はじめは、価格の安い機械で練習したほうが、超音波画像を少しでも見やすくするために、プローブの当て方も色々と工夫もしますので、超音波が正しく使えるようになるための勉強になると思いますし、超音波解剖学を勉強するモチベーションにもなると思います。

 

―外傷で来られる患者さんには、どれ位の頻度で超音波診断装置を使っていらっしゃるのですか?

うちにはスタッフが多いこともあって、毎日多くの患者さんが来られていますが、その内半分以上の人は治療部位が手足なので多くの人を観察しております。勿論、毎回観察するわけではありませんが、初診の時には必ず超音波観察をしております。

 

―最後に、これから超音波診断装置の導入を検討される方に贈る言葉やアドバイス等をお願い致します。

超音波診断装置は、これからの柔整にはなくてはならない物になっていくと思います。どれだけ早く導入して、早く使い慣れる事が大切だと思います。いずれは、多くの接骨院が導入する必要に迫られることになると思いますので、それであれば早く入れて早く勉強された方が良いと思います。導入が遅れると、おそらく取り残されることになってしまうと思います。私は柔整学校の教員もやっていて、三診(問診、視診、触診)の大事さも教えております。骨折や脱臼が疑われる時には医科に対診して評価をもらいなさいと教えておりますが、その医科に対診すべきかどうかの判断というのが、三診だけでは何年、何十年経験をされている先生でも正直言って難しいと思います。まだ長く接骨院・整骨院を続ける予定であれば、パソコンに使い慣れるよりも、超音波を使う方が簡単だと思います。そんなに難しいものではありません。日本超音波骨軟組織学会に出席して、教育セミナーの入門編や初級編等を受講すれば十分ついていけると思います。是非にも超音波診断装置の導入を考えてみたらいかがでしょうか。