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第2回柔整師会議が開催!

2011/02/16

休憩を挟んで、今後の料金問題についてどういう運動をしていけば良いかについて、共通の認識をとりたいとして「部位別請求について」の議論に入り、今城代表から〝部位別請求については、患者は分からない。はっきりさせるなら、部位別請求の内容を患者の領収書に書いてもらいたい。そうすればある程度、納得できると思う。医者では全部詳細な文書が書いてあって紙代まで請求される〟との意見。本多氏から〝部位別請求には、治療としての部位別と料金を請求するための部位別、2つの側面があり、混同していると議論が進まないとの意見。さらに部位別請求と定額請求の違い、部位別請求となった原因や背景、部位別請求の限界について言及。今後、部位別から定額請求に移行する上での方法論等について次回3月3日に開催予定の第5回保険者会議でも提案したいとの意向を示した。
その他に、治療部位の順序づけを行う、部位転がしや不正請求は順位づけでチェックしていく。グレーゾーン治療については、多くのデータを示し一つの治療として位置づける、といった提案を行うことによって、社会的支持を得られることになるのではないか。それらについても3月の保険者会議で話し合いたいとした。

最後のテーマである「個人請求者の増加、支払機構の必要性」については、最近は団体に入らない柔道整復師が非常に増えてきたことに触れ、扱い件数が増え支払手数料が大変増える。どんどん増えるとどういう事が起こるかというと「償還払いにしてください」との声が必ず上がる。増えれば増える程、事務処理は膨大になり、膨大になれば療養費受領委任払いのメリットは1つもない。止めてくれという保険者は当然出てくる。個人請求の存在を厳しく追及しなければならない。このような現状を救済するには、2つしかない。1つは団体に全員が加入しろという強制加入制度を作る。しかし今の時代に団体に強制的に入れというのは時代の思想に合わない。もう1つは支払基金という制度を作る等、支払基金の必要性とその仕組みについて説明するにとどめた。

 

 

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