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第2回柔整師会議が開催!

2011/02/16

司会進行役を務める本多氏から〝患者への照会文章のあり方について現場でどういう風に考え、認識しているか、率直な意見を聞いた上で、この問題について議論していきたい〟とあり、柔整師側から▽月に3、4件あり、問診票をコピーして正直に書いてくれと伝えている。患者さんから「なんでこんなことを書くんですか?」「個人情報に触れることではないのか」という意見が多い▽ISOやプライバシーマーク等いろいろ個人情報保護に関するものが制度化されている中で、患者さんから回答していいのかと言われ、そういう制度等の基準はクリアしているのだろうかと疑問がある▽調査書類がいくことで接骨院にかかりづらくなったという患者さんが増えている▽健康保険組合からではなく、例えばガリバーとか委託会社からが多い、1部位1日だけでくる人もいれば、何日も来られている方でも来ない人もいて、どういった基準で選んでいるかが疑問▽ある健保組合から、我々のレセプトの中身を全部網羅されたおり、問い合わせの内容が傷病名、初検日の料金、3回目以降の料金、サインはどの時点でサインをしたのか等、A3の紙両面にびっしり書いてある。適正に療養費を支払う為にご回答くださいという趣旨で、仕事・業務上での労災の判断、第三者による行為なのか、怪我以外のものではないか、という3点に絞った問い合わせが主体で一部の健保組合が行っている▽第三者行為というのはどの程度の範囲をいうのかと患者さんから質問がある▽患者さんが毎回同じような照会が来るため組合に電話をして「なんで毎回こんなものを送ってくるんだ、以後送ってきても一切回答しないから」怒鳴りつけて以来こなくなったという話もある、等々の意見が出された。また患者照会で回答がない場合、療養費が支給されるのかという問題については、前回の保険者会議では意見が統一されていなかったが、照会が戻ってくるまでは支給しない方向に向かいつつあるのではないかという印象があり、患者照会は一般化されていく傾向にある。患者照会に対する患者の反応としては今城代表から1.非常にかかりにくくなる2.書き方がわからない3.柔道整復師がいかがわしい事をしているのではないかという不信感、の3つ問題がある。患者照会に対しての対策なども話し合いが行われ、患者さんに不利益が生じないよう、問診票の段階で詳しく説明、また忘れている患者さんが殆どなので、何処と何処を治療したと説明をし、問診票のコピーなども渡しているとの意見に対し、本多氏は患者さんとの情報交換が保険者から見ると癒着があり信用できないとされていることも問題ではあると指摘。さらに本多氏から〝現在は保険者から患者さんに照会があった時に柔整師がそれに対応しているが、逆に柔整師側から健保組合に貴組合の組合員さんがこういう疾病で治療に来ていますと照会すると如何か。健保組合に書式を提出する方法と患者さんに渡すという2つ方法がある〟と案が出され、出席者に意見を求めた。柔整側から賛成であるが、問題点も多いとの意見、又施術者が治療内容を決めるんであって保険者が治療を決めるのではないという思想をきちんともたないと、訳の分からないことになってくる等、話し合われた。