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柔整よ、勁(つよ)く、正しくモノを言える集団となろう
2011/01/01
4年間、大学で「柔道整復」を学ぶことは素晴らしいことであるが後述の問題を考えなくてはならない。
鍼灸は「鍼灸学部鍼灸学科」で、卒業すると鍼灸学士となるが「柔整」はそうならない。明治鍼灸大学では「鍼灸修士」「鍼灸博士」が誕生しているがこのままでは純粋な「柔道整復修士」「柔道整復博士」の誕生はないのでは・・・
現行の学士、修士、博士の証明書は○士(鍼灸)となるようである。
養成校乱立の次は大学の柔道整復学科乱立の様相が見えてきた。
また、いままでの「柔道整復師業界」は(社)日本柔道整復師会、(財)柔道整復研修試験財団、(社)全国柔道整復学校協会が公益法人として業界をリードしてきたが前述3者の管轄省庁は厚生労働省である。大学の管轄省庁は文部科学省となり、大学に関しては近い将来、前述3者は関与出来なくなることもありえる。
例えば、大学でない養成校の教科書は(社)全国柔道整復学校協会が監修し、編集は同教科書委員会が行っている。現行の大学は基本的にこの学校協会監修の教科書を使用しているが、大学自体が学校協会に加盟しないので将来は独自の教科書を使用することになろう。
認定実技試験、卒後研修なども(財)柔道整復研修試験財団が行っているが将来的には大学連合組織などがその任務を背負うのだろう。
今後、柔道整復師界の教育はこの管轄省庁が大きな問題となりうる可能性がある。
前述したように早急な「柔道整復学部」設置の環境整備に取り掛かり、管轄省庁の垣根を超えた協力体制の確立を行わなくてはならない。
それよりもまず、業界内がひとつになって浄化する手立てを行わなくてはならない。
「いま動かなければいつ動く?自らで信じる道を切り開け柔整!!」と思う今日この頃である。