柔整ホットニュース

特集

施術療養費支給申請書点検業務外部委託の現状と問題点
―その7 外部委託業者問題とは?―

2010/12/16

【質問2】
大量に患者照会をして、患者さんと施術者の食い違いをみつけて返戻し、再請求をしないことを期待し、コスト削減につなげているということも聞かれましたが、そのような実感を持たれていますか?

A.
コスト削減が最大の目的であるので、そのためいろんな方法を用いているのではないでしょうか。

 

【質問3】
民間調査会社の手法について何か異なるものを感じていらっしゃいますか?

A.
すべてに於いて平等な調査がなされているか疑問です。

 

【質問4】
調査の目的が正しい請求かどうかであっても、結果は受診抑制につながっているという実態。保険財政の悪化から医療費抑制という視点で、むしろ受診抑制をねらっているのではないのかと思われますが、兵庫県社団では、どのように受け止めていますか。会のスタンス等について話してください。

A.
患者照会により患者が気を遣い来院を中止される事実があり、確かに受診抑制になっている感は否めません。調査については、保険者の権利であり否定できないので返戻に対し100%の回答をするよう会員に周知徹底をしております。

 

【質問5】
社団が「狙い撃ち」されている感があり、また全柔協さんの会員によると〝ウチは返戻なんか一件も無い〟と話されているそうです。この違いについて、どのように思われますか。

A.
兵庫県においては社団狙い撃ちという感覚はありません。ただ、他府県に於いて一部そういった事実があるという噂は耳にしたことがあります。

 

【質問6】
患者照会を送ったのに患者から返答がないために「返戻」となり、柔整師が不利になる、そういう時はどんな対応をされていますか?

A.
この件については健康保険法第65条により、保険者の権利であると考えます。従って、患者に対し啓蒙するように会員に指導しております。

 

【質問7】
保険者からの返戻理由と民間調査会社からの返戻理由は、かなり異なるようですが、そのことに関してどのように受け止めていらっしゃいますか。

A.
大枠では返戻理由が異なっているという事実は無いと思われます。