柔整ホットニュース
最新トピック
(公社)日本柔道整復師会・第36回近畿学術大会・奈良大会開催!
この後、第Ⅰ会場では、『Colles骨折―女性高齢者2症例に関する治験報告―』兵庫県・中村暢次氏、『手関節捻挫と橈骨下端部骨端線離開の比較検証』和歌山県・山本欣也氏、『整形外科で行う変形性膝関節症に対するヒアルロン酸注射と機能訓練について』奈良県・福本善之氏、『胸郭出口症候群の病態と理学検査―感度と特異度―』京都府・綾田剣一氏、『脛骨重複骨折、腓骨々頭骨折、距骨軟骨骨折の一症例』奈良県・西尾勝彦氏、『交感神経を刺激した痛みの軽減法』滋賀県・堀内鉄也氏ら11題の各々独自性の高い発表が行われた。第Ⅱ会場では、『後療法による柔軟性の変化』大阪ハイテクノロジー専門学校など養成校13題のポスター発表があり、第Ⅲ会場では、午前9時30分から超音波画像観察委員会による活動報告会が開かれ、第1部は超音波画像観察装置の基本的操作方法『超音波の原理』、第2部は㈱エス・エス・ビー超音波営業部部長・富田孝次氏による『最新のデジタル超音波観察装置の画像と症例』と題した特別講演、第3部は、『超音波でできる画像観察~基礎と下肢骨格~』をテーマに3題の演題発表と実技が行われた。
閉会式最後は、大会委員長・大石雄一(奈良県学術部長)氏が、目標人数を遥かに超えて、797人の参加があったことに礼を述べ〝9月に日本柔道整復師会が公益社団法人を取得した記念すべき年に、東京大会に次いで、二番目に奈良大会を開催できたこと、微力ながらも大会委員長という大役につかせて頂いたことは、自分自身誇りに思い、良い思い出になりました。本大会の中心となって進めてきた近畿学術部は、「近畿は一つ」という合言葉は勿論のこと、今回は「チーム」という言葉を合言葉に頑張ってきました。この近畿学術部のチームを意識した団結力は本当に素晴らしいものでした〟と述べ、〝総合司会を担当した和歌山県学術部長・古久保成紀先生、縁の下の力持ち兵庫県学術部長・根来信也先生、絶大なる信頼の京都府学術部長・岡本玄剛先生、親身になりアドバイスをいただいた滋賀県学術部長・伊部正記先生、支えていただいた栗原武弘先生、大会委員の先生方、超音波観察委員会の先生方、発表者、事務局スタッフの方々〟等、メンバー紹介を行い、〝ご存知のように我々業界は厳しさを増す一方ですが、大会を通じて日本柔道整復師会、各社団、養成校が一丸となって危機を意識して邁進することが現状を改善する一つになろうかと思います。近畿学術部一堂は来年も素晴らしい大会にすることを約束します。来年、37回は和歌山でお会いしましょう〟等、フィナーレをかざり、拍手喝采の中、幕をおろした。
(文責・編集部)