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新団体設立にあたって、その志をお聞きしました!

2011/09/16

大島九州男議員が事務局長を務める柔整小委員会で、昨年業界団体のトップクラスが公の席についた。こういったことはこれまで水面下では何度か繰り返されていたものの歴史上初めて実現したわけである。その陰の立役者であった田中威勢夫氏が、新しく団体を立ち上げた。その真意をお聞きした!

 

『業界の一本化と制度改革を目指して!』
一般社団法人 日本整復師会 会長 田中 威勢夫 氏

―初めに、会を立ち上げた志と設立理念をお聞かせ下さい。

設立の理念として、4本の柱を先ず挙げます。

一、 柔道整復師・柔道整復師会の現状認識、将来の展望を持つ
私たち柔道整復師や、柔道整復師それぞれが所属する会が、今どのような状況にあるのか、また、日本の医療制度の中での柔道整復師の役割や位置づけ、将来はどのようにすれば国民のためになるのか、これらの問題をみなさんと一緒に考えていくこと。

一、会員相互の融和を基調とし公正な立場を堅持する
会員が連携し、お互いの立場を理解し尊重すること。またその気持を持ち続けること。

一、会員の福利・会進展の為には毅然として、艱難を厭わず事の処理に当たる
会員のみなさんが誠心誠意患者さんに接し治療ができる環境を整え、また会員一人一人は、会の発展のためには、自分の信念を貫くしっかりした態度でいどみ、つらいことがあっても逃げずに、どんなにむずかしい問題でも、向き合って解決する。

一、礼節を重んじ相助相譲を旨とする
どの様な相手にも、礼儀正しい態度を常に持ち、嘉納治五郎師範の提唱する「相助相譲」すなわち、自分だけでなく、助け合い、譲り合い協力しあって共に栄える、という精神を基本とする。

以上の4本の柱を基軸とし、会員相互の立場と人格を尊重し、切磋琢磨し、信頼と友情を深め、真実と謙虚さを失することなく、常に高尚の気風を養い、会の前進を期して共に努力しようということです。

言い換えますと、会員それぞれの立場とそれぞれの人格を尊重し、共に研究会を開き情報を交換して、国民のために柔道整復師制度を社会の変化に合わせて改正し、技術を向上させ、それらを通して、互いに相手を信じ、決して裏切らず、友情を深め、真実を追究する心を忘れずに、すなおに他に学ぶ気持ちを持ち、常にグレードを高めようとする気持ちを鍛え、この会が、さらに前進することを目標に努力することを意味します。

 

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