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東日本大震災における兵庫県のボランティア先遣隊派遣活動に参加して
2011/04/16
社団法人 兵庫県柔道整復師会 学術部長 根來 信也
3月11日(金)に発生した東日本大震災により、亡くなられた方々のご冥福を深くお祈り申し上げますとともに、被災された皆様、そのご家族の方々に、心よりお見舞い申し上げます。皆様のご無事と、一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。
震災発生当日、モンゴルにてJICA草の根技術協力事業(支援型)として実施している日本伝統治療(柔道整復術)普及プロジェクトが無事終了し、成田国際空港に到着して税関前で被災した。
直ちに、空港より外に移動し、安全が確認されるまで駐車場で待機していたが、まだその時は、今のようにひどくなることは想像できなかった。その日は、成田空港内で一泊して、翌日なんとか自宅に帰ることができた。
平成7年1月17日の阪神・淡路大震災後、当会は平成9年10月21日に「災害時におけるボランティア活動に関する覚書」を兵庫県と締結した。その後、同年11月7日には神戸市との「災害時における応急救護活動についての協定」を締結し、今日に至っている。覚書ならびに協定を締結後、平成16年に神戸市総合防災訓練、平成22年に兵庫県合同防災訓練に参加した。覚書の見直しならびに関係団体の連携を密に取り始めた矢先での出来事であった。
今回は、その覚書に基づく初の情報提供として、3月16日(水)に兵庫県健康福祉部健康局医務課より連絡があった。
そして、活動の窓口であるひょうごボランタリープラザ(http://www.hyogo-vplaza.jp/index.html)より正式な依頼があり、当会学術部を中心に5名の会員を派遣することとなり、松島町内避難所での被災者支援を行うことになった。