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「柔整師の療養費委任払いを堅持」厚生労働副大臣が答える

2010/03/15

鳩山由紀夫総理:大島委員から、統合医療に対する思いをということでございます。今、それぞれお話がありました。簡単にいうと、病気になってからというものを中心としてきた近代西洋医学と、それに対して、病気になる前、むしろならないように、未病という言葉が最近はやっておりますけれども、未病とか予防というものに重視をしようという、東洋医学だけではありませんが、そういった思想を持った医療がございます。それを一人ひとりの人間に統合的に当てはめていこうではないかという話でございます。これは、私は、将来的には、これアメリカなどは相当進んでおるわけでありますけれども、日本にもしっかりとこの考え方を導入すれば、最終的には医療費の大幅な削減にもつながる可能性が十分あると、そのように思っており非常に期待をしているところであります。今、エビデンスが大事だという話がございました。確かに、数学的にいうとAたすBはその答えはちゃんと決まるわけではありますが、医療というもの、或いは人間の体というのは一人ひとりすべて違います。したがって、あの人には効くけれどもこの人には効かないというものが実はあります。それをもって、だから駄目だというふうに言い切れるのかどうかということを、もっと科学的に決めていこうということを今しっかりやる必要があろうかと思っており、そのことが理論的に解明されていけば、一人ひとりに本当に必要な、ある意味で統合医療のやり方というものを決めていくことができるのではないか。そして、それが一人ひとりの健康につながる、幸せにつながるということになれば、命を大切にする新しい政治に、大変社会にふさわしい統合医療であろうと確信しているところであります。

大島九州男氏:ありがとうございます。今お話をいただきました。まさに人それぞれ違う。大きな木にはたくさんの水分が要るけれども、小さな草花には少しの水でいいと、こういったことがあります。まさにそういったことからいって、一人ひとりを大切にするという鳩山総理の理念からすれば、この統合医療というのは大変重要な部分だというふうに思いますので、我々もしっかり勉強させていただいて、厚労省の皆さんとともに日本の国民のために頑張っていきたいと思います。

 

◇今回、決死の覚悟で質疑にのぞんだ大島九州男民主党参議院議員は統合医療推進の議員連盟の中にある柔道整復師小委員会の事務局長を務めている。柔道整復師の今後の鍵を握っている一人である。また、柔道整復師小委員会は3月16日午後4時半~5時半まで、衆議院議員第二議員会館第一会議室で、多くの団体のトップクラスを集めて、今年度の療養費改定を控え、「統一要望」に向けた論点整理と問題点確認のための意見交換会が開かれる予定であり、目下この動向が注目されるところである。ホットニュースではこの内容についても取材し次回お伝えする予定である。

 

profile1 プロフィール

 参議院議員 民主党 大島 九州男(オオシマ クスオ)

 「生年月日」 1961年6月11日 ふたご座 O型
 「略歴」
 1991年、直方市議会議員に初当選(その後3期連続当選)
 2007年、参議院議員に初当選
 「HP」おおしま九州男Q-Web

 

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