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予算委員会で大島議員が質疑!
平成23年8月11日、第177回国会参議院予算委員会において、民主党の大島九州男参議院議員が質問に立った。今年3月に発生した東日本大震災に対する復興対策本部の対応や、再生可能エネルギーを用いた発電方法の見直しについての質疑応答に続き、被災地への柔道整復師等の派遣方法や療養費制度の在り方について質問がなされた。その全容は以下の通りである。
大島議員:
被災地に行きまして、色々な状況がありました。まずは震災直後に多くの方がお亡くなりになり、その方を救うために、命に係る初動体制でありますDMATに活躍して頂きました。そして私が被災地に行きますと、避難所で鍼灸あん摩マッサージの人や柔道整復師の人たちや色んな活動をされている方が、「何で我々はDMATに入れないんだ、緊急の時に我々は骨折・脱臼・捻挫・打撲というところにしっかり仕事をしたいんだ!」と仰られて、なるほどそうだなと。何で入れないのかと確認しましたら、災害派遣の医療チームであるDMATの役割は、救急救命、まさに気道確保やすぐに命に係る人たちを救うために派遣される医療チームであるということを教えて頂きました。なるほど、それはDMATのなかに骨折・脱臼とか、すぐに命に係るような人たちに入るのはちょっと違うな、というふうに思いました。まさにこれはDMATが活躍するそのあとに、これも一つの例ですが、統合医療という言葉が今、少しずつ出ております。鳩山さんも統合医療と所信表明で言いましたが、この統合医療のチーム、”Integrate”のIをとってIMATとかいうような形でチームを作ることによって、被災した後の色んな人たちの未病予防に対するチームの創設をしていくことは大変必要じゃないかと考えている訳ですけれども、それについて細川厚労大臣、見解をお願い致します。
細川厚生労働大臣:
災害時におきまして、柔道整復師あるいは鍼灸あん摩マッサージ師の皆さんが施術を行いまして、被災された皆さんに色んな形で施術をされるということは、これは被災された方々の健康にとって大変重要なことだと思っております。
今回の東日本大震災におきましても、柔道整復師の皆さん等、多くの方々がこの被災された方々のところに出向かれましてこれをされたということを私も聞きまして、感謝致しているところでございます。そこで、ご指摘の柔道整復師等で構成されますチームの派遣の仕組についてのご提案でございます。これは今回の災害での現地の皆さん方のご要望もお聞き致しまして、その必要性について検討して参りたいと、このように考えております。