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日整国際部報告会・生涯学習講習会・学術講習会が開催!

2012/12/01

自力歩行は脳を活性化して、認知症を改善する

●足は第二の心臓:筋肉ポンプ↑(老廃物)=心臓ポンプ↓(酸素)

実践

腰痛:脊柱起立筋を緩める(筋、筋膜性のもの)クノンパワーベルト(予防、治療)
クノンボール:膝(4つの筋肉使用)

脚力強化(はさんで立つ)
骨盤底筋強化(立ったまま、膝より少し下にボールを挟んで10秒)
股関節運動(ボールころがし)
振袖予防(二の腕 ボールを両手で挟んで交差し、上の手をカラテチョップ)
内転筋強化(座って足首近くにボールを挟んで膝をすぼめる)

実感、体感をしてもらうこと

 

学術講習会

独立行政富山大学大学院教授・西条寿夫氏が「接骨院・整骨院での痛みの治療」~痛みを少なくし、元気に生活する~と題して富山大学寄附講座の報告を行った。

痛みと柔道整復後療法についての説明:高齢者有訴者数では腰痛・手足の関節痛が多く、筋骨格系の痛みが増大している。高齢者における疼痛治療の意義は、疼痛で寝たきりとなりADLが低下するのを防ぐことである。腰痛の病態は、トリガーポイント(TP)押して硬く痛い部分が原因といわれている。アセチルコリンの増大で筋硬結が形成され、発痛物質のブラジキニンが出てポリモーダル受容器を刺激して痛みが起こる。米国の調査でもトリガーポイントの有病率が高いことが分かった。

治療の現状として、急性・亜急性腰痛症の85~90%は非特異性(原因不明)である。そして早期離床が良いとされている。腰痛診療ガイドライン案における腰痛の診断手順によると、悪性腫瘍、脊椎感染症、圧迫骨折、椎間板ヘルニアの危険信号があれば画像診断、ない場合は4~6週の保存的治療を行うのが良いとされている。保存療法であっても消炎鎮痛薬には作用・副作用があり、高齢者には副作用の発現率が高い上に手術では寝たきりになる場合がある。その点、柔道整復後療法は適用である。

治療法では主観的腰痛においてトリガーポイント(TP)圧迫が好成績であった。結論として、慢性痛だけでなく、急性・亜急性にもTP圧迫は効果がある。また、頚部痛に対してTP圧迫刺激の効果を調査したところ痛みの悪化に関係している前頭葉の活動や交感神経活動が低下し、効果があった。なお、温熱・電気刺激も前頭前野の活動を下げる効果があった。

(文責・編集部)

 

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