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全国柔道整復師連合会 設立総会開催!

2012/01/01

平成23年12月18日(日)、ホテルグランパシフィックLE DAIBAにおいて、全国柔道整復師連合会設立総会が開催された。

総会に先立って第三回理事会が開催され、連合会会長として日本整復師会・田中威勢夫氏が選任された。田中会長から〝この業界を進めていくためには、業界が同じ意見でひとつにまとまらなければ、議員も役所も保険者もなかなかこちらを向きづらくなってしまう。この連合会が出来た暁には必ず良い結果を出すということでやっていきたい〟と意気込みが述べられた後、役員として、常任理事5名、監事1名、理事兼事務局長1名、代表補佐1名が発表された。

役員構成
代表理事 田中 威勢夫 日本整復師会
常任理事 近藤 昌之 整骨院振興協同組合
常任理事 池田 勝光 あさひ接骨師会
常任理事 岩本 金悟 日本柔道整復師請求サービス
常任理事 安神 純雄 大日本柔道整復師協会
常任理事 田村 公伸 協同組合近畿整骨師会
監事 遠藤 信幸 福島県柔道整復師会
理事兼事務局長 入江 道晴  
代表補佐 小池 保守 柔整真進会

 

続いて司会の岩本氏より、連合会会員は柔道整復師で構成された団体及び関連協力事業者とされているが、連合会の目的に賛同した柔道整復師個人を受け入れる体制として、連合会会員である既存団体に籍を置くか、二人以上の柔道整復師団体を以て団体とし、正会員として入会を認めるとの説明があった。また、正会員として入会できない勉強会等の団体は、常任理事会の承認を得られれば準会員として入会できる。

引き続き行なわれた設立総会では、議長の安神氏により議事が進行され、設立趣意書・会則等の承認がされた。

田中会長は〝柔道整復師の現行の制度は、昭和11年に出来た協定に始まっている。昭和11年と今日とでは、社会情勢や生活環境が相当変わってしまっていて、その当時決められたものが現状に合っているのかという問題が出てくる。これまで、問題が生じた時、各団体、各人が役所や保険者と対応し、その場は解決したような錯覚を起こしている。しかし、根本的な解決には至っていない。個々バラバラでは「この団体はこう言っているけど、他の団体はああ言っている。業界の言っていることがバラバラですね」と議員にも役所にも断られてきた。これでは根本的な問題解決にはならない。そこで業界が一本化しなければ進まないという認識に至った。社団の先生方とも協議を重ね、一つの方向に向かっていきたい〟と述べ、伝統的国民医療である柔道整復診療を、患者さんが自由にかかれる制度とするために、国民は勿論、行政・議員に理解してもらうことの必要性を訴えた。

今後、全国柔道整復師連合会は他団体との議論を経て、議員との勉強会を行なっていく予定だ。

また同特集にて、全国柔道整復師連合会常任理事の近藤氏に、『全国柔道整復師連合会が設立されて』として連合会への想いを語って頂いているので、併せてご覧下さい。

 

全国柔道整復師連合会設立総会出席団体一覧
福島県柔道整復師会 整骨院振興協同組合
日本整復師会 メディックス計算センター
あさひ接骨師会 日本柔道整復振興育成会
大日本柔道整復師協会 日本柔道整復師請求サービス
柔整真進会 道友協会
アイワ接骨師会 協同組合近畿整骨師会
中部柔整師協会 設立準備室事務局

連合会参加団体は現在約25団体。各団体共に三月の総会を経て機関決定し正式入会する予定だ。