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特集

巷に溢れる整・接骨院の看板や各種サインについて!?

2011/08/16

過日、某関西私鉄沿線某駅でチラシを渡される経験を得た。
配布しているのは従業員であろうか、白衣っぽい(薄汚れた)姿にスニーカールーズ履きでアクビしながらの配布作業を行っている。まさに哀れなシーンであった。
大阪の南河内方面や奈良北部では(今やどこでもであろうか?)スーパーのタイムサービス並みの呼び込みが行われているらしい。 “マッサージどうですか?” “整骨院でのマッサージ15分300円でーす” だそうだ、恥ずかしいことこの上ない。
呼び込みやチラシ配布などを具体的に規定はされていない筈である。
柔道整復師法による広告制限を守っている内容であれば違法とは決して言えない。
しかし、実際の現状はすべて違法であることは明白な事実である。
身分も資格も異なるので比較の対象には相応しくないが、医科や歯科業界で柔整のようなモラル欠如広告等を目にする機会はほとんど無いと言って過言ではなかろう。

昭和45年に単独立法として制定された柔道整復師法であるが、按摩営業法の準用である事も否めない事実のようであり、且つ現代の柔整モラル欠如までも想定した法律では絶対にあるまい。通知・通達も違法建築の増築の繰り返しのようであり、もう柔整は取り返しが不可能状態にまで陥っているように案じられて仕方がない。
国会議員による議連を通じて柔道整復小委員会において、様々な柔整改革も開始されていることは本サイトにて紹介がされている。勿論、不安定な柔道整復をより明確な業務として改革して頂ける事には大いに賛成をいたしたい。
しかし、受領委任停止となる柔整師の数に加えマスコミによるマイナス的報道、そして社会的なモラル逸脱広告の数々を重要なポイントとした場合、いま業界に望まれる最重要点とは、『柔道整復倫理』の確立とその徹底教育ではなかろうか。
信用や信頼の上にあるからこそ成り立ってきた柔道整復、早急に倫理学習が必要であると思えてならない。なんでもアリはもう終わりにしたいものである。

 

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