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患者相談ダイヤル開設にあたって運営会議が開かれる!

2011/05/16

このところ、活発な動きを展開する「JB日本接骨師会」並びに「患者と柔整師の会」が、患者さんの接骨院に対する疑問や悩み等を受け付ける業界初の苦情相談窓口を設けるとして、5月8日(日)午後4時より多くの有識者と業界関係者、患者が出席、運営会議を開催した。

患者相談ダイヤル運営委員・相談員の人数は総勢約30名。運営委員長1名(柔道整復師)、担当役員1名(柔道整復師)、運営委員7名(柔道整復師)、外部運営委員11名(元(財)柔道整復研修試験財団・患者と柔整師の会代表・医療ジャーナリスト・元損害保険会社管理職・東京海洋大学教授・弁護士・公認会計士・社会保険労務士・医師・患者代表・元社会保険事務局指導官)、オブザーバー2名(患者と柔整師の会柔整師代表・元社会保険事務局指導官)、相談員9名(柔道整復師)、で構成される。

 

なお、実施要項の運営規則については未だ案の段階ではあるが、

本委員会は合議制とし、委員長が統括する。
運営委員はJB日本接骨師会が任命する。
運営委員長はJB日本接骨師会及び患者と柔整師の会代表が協議の上、任命する。
運営委員会は原則として年6回開催する。
運営委員の任期は2年とする。
運営委員会は運営委員及びJB日本接骨師会が指名するもの(若干名)をもって構成する。
運営委員会の職務は相談・指導の基本指針を策定する。相談員の研修会を計画・策定する。
相談員の任命はJB日本接骨師会が行う。
本委員会は相談員の選定に関する事項を策定する。
本ダイヤルにはJB日本接骨師会の職員のうち4名を置くものとする。職員は相談業務に関する受付及びそれに関連する業務並びに運営委員会の補助業務を行う。

実施細目についても未だ案の段階ではあるが、

相談員は、相談者から指導を依頼された場合のみ指導を行う。
三者(相談員1組3名) で協議して、指導内容を決める。
指導は、電話または書面にて行う。
指導内容については、必ず記録を残すこと。
指導結果は、相談員が責任を持って電話または書面にて相談者に報告すること。
指導の結果、柔道整復師にトラブルが生じた場合には本ダイヤルの責任者に報告する。
相談員は相談者から何らかの処置を求められた場合には、内容に応じて対応を決める。処置内容については、相談者の意向に従うものではない。処置をしない時はその理由を相談者に伝える。
相談内容告知業務告知が必要な場合は3人の相談員で協議する。
仲裁はしない。
制裁については、委員長と相談員3名が協議し、一般公開は委員長権限で、制裁公開は委員長と相談員3名全員一致の場合に実施する。
    一般公開:接骨院名は公開しない→委員長権限
    制裁公開:名前を公開する→委員長と相談員全員一致
処置については法律的なアドバイスが必要な場合、弁護士に相談する。

 

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