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特集

「国民医療費の伸び率に比べて突出する柔道整復療養費の伸び率」について検証する

2011/04/16
H18
H20
柔道整復療養費(億円)
3,212
3,484
就業柔道整復師(人)
38,693
43,946
一人当り療養費(万円)
830
792
施術所(所)
30,787
34,839
一施術所当り療養費(万円)
1043
1000
一施術所当り柔道整復師(人)
1.26
1.26

 

就業柔道整復師一人当たりの年収は800万円前後であり、一施術所当りは1000万円強である。ここからテナントで受付担当を雇用しているならテナント代と人件費、光熱費・機器リース代・健康保険料・賠償責任保険料などの必要経費を差し引けばそれほど多くの金額が柔道整復師に残ることはない。

柔道整復師は儲かっているとみるのはアベレージから考えると間違っている。ただ、柔道整復師間に格差が広がっており、チェ―ン店展開をして数億円の収入のある人から年収100万円に満たない人がいることも事実である。目立つのは前者であり全体が潤っているわけではない。特に問題なのは柔道整復師でない拝金主義のオーナーがチェーン店展開している接骨院である。そうした人は患者さんや柔道整復師はお金儲けの道具でしかなく業界がどうなろうと関係ないのである。「法令遵守」や「患者さんのために」という言葉は馬の耳に念仏である。

 

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