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第52回教員研修会が開催される!

2010/09/16

【分科会2・講演2】日本健康医療専門学校非常勤講師(一般臨床医学担当)・永井恒志氏による「法医学から見た注意すべき疾患」と題した講演が行われ、法医学の現状と突然死について解説。法医学は事件・事故からDNA鑑定、死因統計まで、社会治安と福祉維持にとって不可欠である。一方、法医学の担い手不足は深刻で法医専門医は全国で僅か119名、人数不足が叫ばれる産婦人科専門医12050人と比べても異常に少ない。逆に異状死体数は年々増加の一途を辿り、近年は15万体を超えた。当然、法医解剖率は低く全国平均でも僅か1.3%程度であり、欧米の20~30%と比較して極めて低い数値である。また突然死とは、昨日元気だったのに翌日には死亡しているのが突然死で、その内訳は約9割が心血管疾患、多くは虚血性心疾患である。虚血性心疾患の30~50%に睡眠時無呼吸症候群(SAS)を有する。SASは突然死を起こしやすいなど危険な疾患であることが明らかになってきた。運動中の突然死、青壮年急死症候群、乳幼児突然死症候群など解り易く講演を行った。

 

◇研修会2日目の8月29日(日)は、『OSCEプログラムについて』をテーマに「看護専門学校における客観的臨床能力試験(OSCE)の実験」京都中央看護保健専門学校・池西静江氏、「大阪府立大学におけるPT教育としてのOSCEの実際」大阪府立大学総合リハビリテーション学部・樋口由美氏、「はり師きゅう師養成課程におけるOSCEの現状」森ノ宮医療大学・小島賢久氏ら3名のシンポジストを迎え、シンポジウムが開かれ、座長は呉竹鍼灸柔整専門学校・齊藤秀樹氏が務めた。【講演3】では東京有明医療大学学長・佐藤達夫氏が「肩の解剖再訪」と題して講演を行った。

 

今回の研修会は格調高く、しかも内容の濃い研修会であった。

 

 

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