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柔整議連会長・中井 洽氏に直撃インタビュー!
―小宮山大臣に要望書を持っていかれて、この後どのような可能性があると思われますか。
1つは10月を目途に診療報酬の問題について我々も意見を言っていきます。2つ目は専門委員会も作りワーキングチームも作るという中で、柔整師さんからどういう人を入れていくのかという議論をしていかなければなりません。3つ目はその専門委員会とワーキングチームで柔整師さんの制度を見直していく。一辺にどうこうという訳には行きませんが、今の数で増やし続けて皆さん飯が食えるのかということを含めて、学校教育の在り方についても論議をしていこうということです。
―事業仕分けでも学校の教育については行政的に関与するようなことを言われていましたので、是非進めて頂ければと願っております。
裁判所の判決の関係で難しい問題です。専門学校をこのまま放置しておくことで、結果としてどういう事態を招くかということについては議連としても思いはありますから、判決文をよく読んで対応をしなければならないと思っています。ただし、極端な介入は良くありませんので、そこは非常にデリケートな問題で慎重に進めたいという考えです。
―不正とされないよう、5つに絞られている外傷に限らず、外傷ではないとされている慢性疾患的なものも認めてもらえるよう働きかけもしていただけるのでしょうか。
通常6月に行われていた料金改定が初めて10月に延期ということで、これからの論議を待つことになりました。我々としては今すぐレントゲンまで導入させろとは言わないが、骨が実際に折れているかどうか、捻挫だけなのかということを超音波でいくらでも診断・治療ができる機械があるのですから、そのような機器の導入を正式に認めさせる等、そういう議論はやっていくつもりです。骨折の患者さんを治療するのに検査は必要です。人体に害のない検査機器があるのだから患者さんのために使うことは当たり前でしょう。何でもかんでも医者に行けというのは無謀すぎませんか。
―医師会の反対も大きいかと思うのですが、その辺はどう調整をはかられるのでしょうか?
党の厚労部会もあります。しかも厚労部会のトップはだいたいお医者さん出身の議員がやっていますから、ケンケンガクガクの議論をすることにはなるでしょう。
―中井会長はこの議連を超党派にして行こうというお考えでしょうか?
先々は、そうあるべきだと考えておりますが、今超党派に持っていけば混乱するだけですから。
―議員立法で持って行きたいという柔整師側の要望があると思いますが・・・。
議連が出来たからといって一辺に何もかも解決するものではありません。衆参ねじれている訳ですし、厚労省の立場もありますし、医師会や他の団体との兼ね合いもあるでしょうから、一つひとつ成果を出していく。一辺には行きません。柔整師の団体は未だバラバラです。本当に1つにまとまってもらわないと、バラバラのままではバラバラの意見です。
―中・長期的に、どういう風にしていけば良いかということを練り上げて、やっていくという形でしょうか。
そうです。それは専門委員会でも議論するでしょうし、我々の議連も議論していきます。議員連盟を纏めて、そして柔整さんからお話をよく聞いて、そして審議会の中で結論をより良い方向に持って行ってもらうということです。
国家・国益・国民のための治療が出来るということで、プラスを作っていくということです。
(文責・編集部)
プロフィール
中井 洽
衆議院議員(三重県第一区選出・11期)
【経歴】
趣味: 読書(特に欧米推理小説)、スポーツ観賞(野球、バスケット)
座右の銘 : 先憂後楽