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第17回柔道整復師小委員会が開催される!
さらに、会場の柔整師から柔整師養成校の乱立問題や柔整師の質の低下に対する懸念、施術の有効性の科学的立証に関する意見が示されると、鳩山会長は〝柔道整復師には非常に優れた方々もおられると同時に、一部で不正を行う方もおられる。皆様にとって望ましくない方々が増えてしまわないようにするためには、しっかりした柔道整復師の養成を進めることが必要だと思っている。数を制限する中でより教育レベルを高めた方々を増やしていくということに関しては、お話を聞かせて頂きながら進めていきたい。また科学性については、既得権すなわち西洋医学を守る側は、統合医療には科学性がないではないかという言い方で全部切り捨てようとするという嫌いがある。しかし、例えば日本人1億2千万人は一人ひとり違い、その人にあったオーダーメイドの医療をどうやって提供するかということが大事なのであって、予防医療を含めて治療というものは異なって当然、ある人には効くけれどある人には効かないというものがあって当然と思う。寧ろ、ある方々には十分効くという話が出ればそれは評価されるべき〟と述べ、業界の制度改正と柔整師の施術に理解を示した。
今般の療養費改定の延期されると支障が生じる可能性も考えられるが、柔整の在り方検討会や厚労部門に設置を要請しているワーキンググループにおいて療養費に関する議論を進めていくとの大島議員の発言や、統合医療中心の医療へと移行することで医療費の膨張を抑制することが出来るという鳩山議員の主張は、今回の柔整小委員会の収穫のひとつと言えるだろう。しかし医師や保険者の療養費改定に関する主張は大変厳しく、柔道整復師にとっては厳しい内容になると予想される。この例を見ない状況を活かし、各方面の意見を組み込んだ改定内容となることを望む。
尚、今回は19団体計32名の参加であった。