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公益社団法人日本柔道整復師会第30回東京学術大会開催!

2011/10/01

平成23年9月11日(日)、公益社団法人日本柔道整復師会第30回東京学術大会並びに第77回東京都委託柔道整復師講習会が、東京有明医療大学にて開催された。

 

工藤会長初めに開会の辞を(公社)東京都柔道接骨師会・橋本昇氏が述べられ、(公社)東京都柔道接骨師会会長・工藤鉄男氏から、〝皆さん御承知の通り、この77回目の委託講習会は柔道整復師の質の向上を図るものです。同時に、勉強した成果を国民に説明していくことで、さらなる質の向上につながるだろう〟と話があった。

萩原会長開会セレモニーでは、主催である(公社)日本柔道整復師会会長・萩原正氏から〝わが日本柔道整復師会は、東京都柔道接骨師会に続き9月1日付で公益社団法人への移行が完了致しました。この学術大会は、公益社団として記念すべき初の学術大会です。これまで公益法人としての活動をして参りましたが、学術研鑚活動は大きな柱の一つです。本日は関寛之氏による講演をはじめ、会員による研究発表等は地域医療の現場で大きく貢献するための貴重な学習機会であると思います。今後は柔道整復師のさらなる資質向上と発展に向けて、事業推進に努めて参ります。ご参加の先生方のさらなるご指導、ご協力をお願い申し上げます〟と挨拶があり、続いて(公社)東京都柔道接骨師会会長・工藤鉄男氏が主管挨拶として〝まず東北の震災に際し、被災された皆様や命を落とされた皆様に深く哀悼の意を述べると同時に、一日も早い復興を祈念しております。この復興に対しては日本柔道整復師会をはじめ、東京都柔道接骨師会も協力して参ります。東京都の会員は各地区で毎月のように学術講習を行なっておりますが、一堂に会して行なうこのような大会も非常に有意義であると確信しています。われわれ柔道整復師は常に謙虚に、如何に国民の生活にとって我々の手当てが有効なのか、そして指導してくれる地域の医師会の方々との交流が如何に大切かを、もう一度考えなくてはならない時期に来ている〟と、国民医療のために柔整師の在り方を見直す必要があることを述べた。

野中博氏次に、来賓の社団法人東京都医師会会長・野中博氏が〝本年は国民皆保険制度が昭和36年に実施されてから50年目に当たります。この重要な年に際し、私たち医療人は改めて国民皆保険制度の大切さを理解し、持続することの必要性があると思います。このような時に東京都医師会が果たすべき役割は、地域の生活者が生涯住み慣れた地域で安心して生活を続けることが出来る医療体制の構築を、今まで以上に推し進めることです。医療は国民の為のものであり、心温まる医療体制を構築していきたい〟と話した。

続いて学校法人花田学園理事長・櫻井康司氏は〝柔道整復学を根拠に基づく医療に近付け、それを同じ言葉で考えられるというような領域まで持ち上げていかなければならない。それがこの21世紀の混乱の中で、しっかりと信じられるということに繋がるだろうと考えておりますので、柔道整復の領域にいくらかの力を発揮できるように精進して参ります。これからも柔道整復の領域が、数が増え、質が低下したということにつながらないようにしっかりとした学問体系に、またそういったベースを大事にした柔道整復師がこれからも増えていくことで盤石の状態になるでしょうし、高い理念を持っていきたい〟と述べた。

 

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