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大島議員が語る!柔道整復師業界の今後
この問題の根本は、保険請求の基本も勉強せず柔道整復師の免許を取っただけで開業し、安易に保険請求代行会社と契約を結んで、療養費の請求を行う整骨院が急増した事に大きく起因します。この問題の解決が、今後の柔道整復業界の大きな課題となってくるでしょう。
解決策として、まずは整骨院の先生自身がしっかり保険請求の勉強をし、モラルと責任を持って個人請求を行う事です。次に歴史ある団体に所属して保険請求に関する指導を受け、不正につながる懸念の無い請求を団体を通じて正しく行っていく事です。但しいずれも強制力がなく、あくまでも各個人の自主性に委ねられます。
現況は猶予を許さず、法制度として強制力を持った正しい道を示して行くことが必要です。その抜本的制度改革を柔道整復師団体の皆さんが、主体的に議論し、新制度構築のために業界一丸となって取り組まれる事を強く望んでいます。
幸いこの小委員会にご出席の皆さんは、数ある団体の中でも歴史と実績のある有力団体と、歴史は浅くとも業界全体の将来を真剣に考えて下さる団体で構成されています。そこで、直球勝負の議論をして頂いています。今しっかり業界が一丸となって、今後の柔道整復の未来を真剣に議論して頂く事が出来たなら、国家国民のための素晴らしい新制度の骨格が構築できると確信しています。
様々な団体が、それぞれに自己主張だけしていても、政府を動かすことはできず、新制度は生まれません。しかし、業界団体各位が一丸となってこの国のために、国民のためにと、自己利益にとらわれる事なく大義に基づいた、真心の議論を進める事が出来た時、その議論から生まれる新制度は、多くの国民の支持賛同を得られ、政府、医師会をはじめ、全ての皆さんに理解されて新制度として誕生し得ると信じています。
そのためにも、この小委員会の場でしっかり議論を重ねさせて頂きたいと思います。今後は保険者の皆さん、専門学校の皆さん、医師会の皆さん、そして厚生労働省、国会議員の中から、一人でも多くの方に関わって頂いて議論を進めていきたいと考えています。ぜひ皆さん利害を超えて本当に国民に必要な柔道整復の未来につながる制度作りにご尽力賜りますよう、お願い致します。私自身も微力ではありますが、御縁を頂戴しました以上、力の及ぶ限りしっかり頑張らせて頂きます。今後ともご理解ご協力を心からお願い致します。